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カテゴリ:労働
朝日の土曜日別刷り「be」のbe Between に食品値上げについてのアンケートをしていた。リンクしてコメントしようとしたら、アスパラクラブの会員しか見ることが出来ないようになっている。朝日の記事の出し惜しみはいつもがっかりささせる。仕方ないので、結果の図のみのせたい。。
食品値上げ 便乗や偽装への不安も 身近な食品の値上がりが相次いでいます。原油高でバイオ燃料の需要が高まり、原料になるトウモロコシなど穀類の価格が高騰したことや、中国など新興国で食料需要が増大したことなど、原因は複合的です。値段の引き上げはファミリーレストランなど外食産業にも広がってきました。みなさんの食卓にどんな影響が出ているか、beモニターに聞きました。 ‥‥‥と言うことだそうです。 結果を見ると、まだまだ値上げの実感はないみたいだ。けれども、某筋の情報によると、小売は冬の一大商戦を控えて、今はまだ値上げをじっと我慢している状態らしい。来春にかけて5%~15%ほど大々的な値上げがありそうだ。韓国では原油高を受けてすでに2年ほど前から10%~20%の値上げが終わっている。(そのことは私の韓国の旅レポートでたびたび書いた。)仕入れが上がっているのだから、小売値段が上がらない日本のほうが異常なのである。だから今回の値上げは仕方ないものだと私は思う。消費者はしっかりと覚悟しなくてはならない。ただ、そのとき企業に要請したいし、消費者はしっかりと監視して欲しいことが幾つかある。 ひとつは決して便乗値上げを許さない、と言うことである。岡山県では、消費者団体連絡会が県庁に要請行動をしていたが、行政も消費者も当然眼を光らせて欲しい。 ずーと横ばいあるいは下がり続けてきた春闘相場であるが、来年の春闘は必ず10%以上のベースアップを実現して欲しいということである。来年は必ず物価は上がる。それに平行して賃金が上がらなければ、実質賃下げであり、税金が上がっている中、庶民の生活はギリギリのところまで追い込まれてしまう。 もうひとつ、なぜ企業はこの数年間、物件費が上がっているのに、利益を出してきたのか、人件費を切り詰めてきたからである。どのようにしてか。正規を精神が壊れるまで働かせ、それでも足りずに次々と正規から非正規に切り替えてきたからである。今回もうぎりぎり我慢できないということで、物価の値上げはあるだろう、そのとき真っ先にしなくてはならないのは、非正規(パート、アルバイト、派遣、請負)の賃金の引き上げであり、正規の労働条件の改善だろうと思う。決して、値上げ分を設備投資などにまわしたり、あまつさえ利益を溜め込むなどしてはいけない。株主への配当を増やすことなどはもってのほかである。 出来たら、婦人団体ぐらいが立ち上がり、「父ちゃんに生活できる賃金よこせ」デモぐらいをしてくれたらいいのだが‥‥‥。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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