カテゴリ:展覧会
上野・東京国立博物館の平成館で、「国宝薬師寺展」がはじまりましたね。
平成館は門から遠いですよね。 http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5129 行ってきました。 エスカレーターあがって右手をまわると、市原悦子ナレーターのイヤフォンガイドが。 聞きたい気持ちにかられましたが、聞いていると人にぶつかる私は素通りです。 会場に入ってびっくりの立派さ。 赤く作られた壁。下から上からライトを当てた仏像。映像の数かず。 天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気が直るよう 薬師寺が建立されることになったというような説明に、 百人一首1番2番だ~などと感じる人は私だけでしょうか。 国宝の日光・月光菩薩は、通路として作ってあるバルコニーのような上からと、 見上げる地面からと二種類楽しめるようになっています。 きっと混雑を想定してのつくりでしょうが、2度楽しめてお得な気分です。 国宝・吉祥天はきちじょうてんとフリガナがふって説明されていました。 きっしょうてんと読んでいたので、これからは気をつけようかと思いました。 吉祥天は小さい作品ですが、やわらかく微妙な色づかいには感動ものです。 ちらしの裏と全然違う色合い。本物の醍醐味です。 緑を下地にぬった眉毛、羽織った衣に下の着物の色が透けるその色合い・・・ 作品数はそう多くないですが心を洗い流されるような作品に出会えてラッキーでした。 上野の森美術館では「VOCA展」「加藤泉展」(今月30日まで)がやっています。 http://www.ueno-mori.org/ 「ボカ」って読んでいたけど、「ヴォーカ」って読むんですね。 若手の登竜門的な展覧会として15年の歴史を持つVOCA展。 VOCA賞をとった横内健太郎のゆらぐような画面は印象的で、 他の彼の作品も見たくなりました。 賞はとっていなかったけれど、俵萌子の作品も好みでした。 しかし、出口わきの「加藤泉」展の 黒くて気味が悪く不愉快さと洗練さをあわせもった空間も印象的でした。 「VOCA展」がコンテンポラリー系なら どちらかというと団体に属している作家の選抜展作品という印象のあった「選抜奨励展」は ゴッホのひまわり所蔵で有名な、新宿、損保ジャパン東郷青児美術館で開催されています。 http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html 27回目というのでこちらもすごい歴史。 個人的には推薦作家の大久保宏美の作品が好みでした。 こちらも今月30日までです。 上野は今週末あたり、桜も楽しめるかもしれないですね。 ちなみに、上野のイナムラショウゾウのモンブランと安い方のショートケーキは 私的にとても好みの味です。 http://www.delicious.ne.jp/html/toku02/kiji02/kiji02_0211_27.htm どっちかっていうと鶯谷かな~。ちょっと遠いかもしれませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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