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カテゴリ:労働
ライブドア元社長の堀江某の実刑判決があったことを各報道が大きく取り上げているが、この元社長が何を日本にもたらしたのか、ということについてはどこもほとんど掘り下げていない。
「金をもうけて何が悪いのですか」そのような主張に対して明確な批判はどこがしたのか。きちんと総括をしないと、第二第三の堀江は必ず出てくる。 例えばライブドアという会社の体質はなんら変わっていないということが「ライブドアで労組結成」というニュースを見てもよく分かる。3.6集会のとき、彼らが集会に参加していたので、その看板だけ写真に取っておいた。 そして下に紹介した記事の内容、これが解雇通知でなくてなんなのか。 報道の役割は「支配される側に立つ主観的事実をえぐり出すこと」である。堀江の記事和一面トップにするくらいなら、この記事も小さくてよいから一面に載せろ。 「連合通信ニュース」の3月6日の記事。 070306・ライブドアで労働組合結成/解雇通告の撤回を要求/「不祥事の責任を押しつけるな」 ライブドアの報道部門で働く労働者が、会社再編に伴う解雇通告の撤回を求めて、労働組合「ライブドアユニオン」を結成した。同ユニオンと首都圏青年ユニオンの代表は三月二日、東京都内で会見を開き、「経営の不祥事の責任を一部の従業員に押しつけるべきではない」とする声明を発表した。 同社はインターネット関連事業を中心に急成長したが、堀江貴文前社長ら幹部が昨年、証券取引法違反容疑で逮捕。株式の東証一部上場が廃止された。同社は今春、持ち株会社の設立などの会社再編を行う。 ライブドアユニオンの徳永裕介代表によると、平松庚三社長は一月二十九日、報道部門で働く従業員二十数人に対し、一月末でのライブドア・ニュースの廃止と、二月末までの同部門の閉鎖を通告、「皆さんの職はなくなる」「三月いっぱいで四月からはない」と述べた。その後加入した首都圏青年ユニオンが団体交渉を申し入れた際、会社側は「解雇ではなく、社外にキャリアを求める場合の支援を提案している」などと説明したという。 徳永代表は平松社長の説明について、「退職勧奨として、合意を求められたとはだれも思っていない。皆、解雇通告と受けとめている」と述べている。会社都合による解雇の場合、労働者との誠実協議など四つの要件を満たさなければならない。 同代表は「ライブドアでは部門再編と業務整理が急ピッチで進んでおり、労働トラブルが今後続く可能性がある。労組をつくることなしに、安心して働くことは不可能」と労組結成の意義を強調。解雇通告の撤回を求めて、交渉を強めていく考えを示した。 〈写真〉会見 「連合通信・隔日版」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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