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2009年02月18日
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この前岡山のラーメン屋「金八」に行くと懐かしい言葉を聞いた。
それは「した!!」という言葉である。 中学時代の部活は柔道だった。柔道は礼に始まり、礼に終わる。だから当然、柔道場から出て行くときには、入り口のところでくるっと振り向き、青畳に向かって「‥‥‥した!!」と元気よく礼をしなければならない。あるいは「あした!!」と大きな声で礼をしなければならない。 新入生だった私はこれの意味を一週間ぐらい勘違いしていた。てっきり「また明日!!」という意味かと思っていた。他の新入生は1日目から理解していたのも多かったと思う。ともかく、礼は形より入る。わたしたちは元気よく「明日!!」と挨拶をして柔道場を去っていった。 もちろんやがては気がつく。なにしろ段取りが終わっても「した!!」、打ち込みが終わっても「した!!」なのである。つまり、 「ありがとうございました!!」の略なのである。 この前、知人にこのことを言っても、その言葉の意味をすぐには分らなかった。だとすると、あの中学の礼は独特の挨拶だったのかもしれない。ともかく、そのような略語によって集団の団結は作られていくのである。良くも悪くも。 ところが、ラーメン屋でついにこの言葉を聞いてしまった。だとすると、一定程度は流布している言葉なのだろうか。ラーメン屋のお兄ちゃんは客が食べ終わって会計に向かってくるときに一度ははっきり「ありがとうございました」といい、金を払って出て行くときにもう一度「した!!」というので、大ていのお客には意味は分るのではある。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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