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カテゴリ:韓国旅行(09~)
11月10日(水)晴れ
一日中吹いていた風は今日はやんだ。昨日は季節の変わり目だったのか。今日はあまり寒くもない。気持ちよい快晴である。この旅は寒いのを覚悟してムートンのセーターとウィンドブレーカーを持参しているが、まだ一度も着ていない。 8時過ぎにモーテルを出て地下鉄にむかう。コインロッカーに荷物を置こうとしたのである。ところが、ちょうどG20の真っ最中だということで韓国全ての地下鉄のコインロッカーが「使用禁止」になっていた。私の荷物には、カップ麺の代わりに今や図録が五冊ほど入っている。重たい。元に戻って高速バスターミナルに行くと、流石に大きいターミナルなのでロッカーが存在していた。それにしても、全ての駅のロッカー封鎖は過剰防衛だ。私はてっきり大邸でG20があるんだと思ってしまった(実際は会場はソウルのみ)。 バスターミナル前でおばあちゃんが栗を焼いていた。 「いくらですか」 「☆△□×」 良く分からないので小銭を全部渡してみる。 「観光かい?」 「観光です。美味しそうですね」 「日本に栗はあるか?」 「あります。こんなふうに焼くのはないです」 800w取って4個袋に入れてくれた。ちょっと忙しくさせたためか、半焼でおいしくなかった。でもすぐに身体が温まる。縄文時代、栗が主食だったのも肯ける。 大邸の地下鉄のチケットはこのようなコイン式である。つまりごみを出さないチケットということなのだろう。これは今までの旅の中では大邸しか採用していない。 大邸駅の観光案内所で大伽耶(後期加耶時代)の都、高霊(コリョン)の池山洞(チサンドン)古墳群の行き方を教えてもらう。ソンタンモ駅の市外バスターミナルに行ってそこから高麗行きのチケットを買えという。昔海印寺に行ったが、そのルートの途中の町らしい。なんとか午前中に高霊につけそうだ。 バスの運転手は70を越えていそうなおじいさんだった。例によってものすごい飛ばす。 高霊に近づいた。池山洞古墳群って、あれ? 普通に高い山の上にあるじゃん。おいおい登山かよ。上手く時間を使えたら、午後は大邸の博物館に行こうと思っていた目論見はこの時点で放棄する。 バスターミナル前でタクシーを拾う。バスは無いと聞いていたからである。運ちゃんが4000Wだという。見ると、メーターを倒していない。実際帰りは20分で歩いて帰れたので、彼は高く吹っかけたのである。こういう仕打ちにはつくづく嫌になる。(と、日記には書いているが、吹っかけたとしても1000Wぐらいだったろう。めぐじらを立てるほどではない。貧乏旅が身についてバス代よりもタクシー代が高くつくのが我慢ならない私なのでした)大伽耶博物館前につきました。これは池山洞古墳群のすぐ下にできています。 博物館の敷地にないに入るとすぐに大伽耶時代の家を再現してあった。ちょっと勘違いして2-3世紀で既に土蔵があったのか疑問に思って、後で博物館学芸員に質問した。彼女は「あくまで、柱のあとなどを基にした想像だ」と、いいかげんな答え。大伽耶の滅亡は6世紀なのだから、土蔵ももしかしたらあったかもしれない。 日本ではずいぶんと後になるが、韓国では早くから家の中に竈がある。取っ手のついた土器はあのように甑(こしき)として使われる。 そして博物館フェチの私は何はともあれ、大伽耶博物館に入るのですが、そこで思いもかけないことが‥‥‥。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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