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テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:平和運動
平和新聞2月15日号のトップ記事は「従軍慰安婦」とされた女性の国会内集会の発言を載せている。 昨年末の日韓政府の合意は、日本の右翼の一部が激怒と大きな失望を持っているといわれるほど、今までの安倍政権の方針をかえて「従軍慰安婦を認めて謝罪した」ものだと報道されている。しかしながら、肝心の被害者の女性たちは反対の意思が明確である。そのことだけは、日本でも何度も報道されるが、「なぜなのか」ということは報道されない。こういうのが、日本のメディアのどうしようもないところだと、私は思う。 「日本政府はいくらかのお金を提示し、合意を発表しました。私たちを無視し、私たちの知らないところで合意されました。この方法が、本当に正しいと思うのでしょうか。安倍首相には、私たち被害者の目を見て話してほしい。合意の内容や理由を直接被害者に説明したうえで、納得できるか聞くことが原則です。しかし私たちが来日しても、安倍首相は会おうとはしません。日本はかつて私たちのを強制的に連れて行き、大変な苦痛を与えました。そうした事実を否定しながら、真の謝罪は可能でしょうか。」李玉善(イ・オクソン)さん(88歳)はいいます。 日本では、ソウルの韓国大使館前の銅像を撤去するか否かがことの争点のように報道していたが、こういう発言は報道されない。まったくの片手落ちである。 中央大学の吉見義明教授は、年末の合意が「慰安婦制度の責任の主体をあいまいにしていること、法的責任を認めていないこと、再発防止措置について一切言及がない事、当事者の意向を無視していること」などを指摘している。 こういうことに、安倍首相はきちんと答える義務がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年02月15日 23時24分44秒
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