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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:読書フィクション(12~)
「よつばと!1-13」あずまきよひこ 電撃コミックス 第20回手塚治虫文化大賞を受賞した作品なので、読んでみた。2003年から「月刊コミック電撃大王」(KADOKAWA)連載。ある町に「とーちゃん」と引っ越してきた5歳の元気な女の子「よつば」の日常を丁寧に描いている。 連載14年経っているし、13巻でているのだけど、まだ7月の初めから11月の初めぐらいまでしか経っていない。でも、全然不自然じゃない。12巻目にしてよつばは「ここ(公園)はむかしふーかと遊んだところだ」という。彼女にとっては一ヶ月前がとてつもなく昔なのだ。それは読者にとっても実質4ー5年前だったりする。 彼女にとっては、毎日が発見と学びと遊びの日々で、お父さん(どうやら未婚独身で孤児?のよつばを引き取って暮らしている雰囲気がある)の家宅の仕事にちょっかい出しながらも、キチンと毎日成長しているのがわかる。お父さんの友達ジャンボと隣の三人姉妹とそれぞれの友達とも、祭りをしたり、キャンプに行ったり、気球を見たり、いっぱい面白いことをやっている。 私もよつばちゃんみたいな女の子を(いい意味で)拾いたい。お父さんみたいな絶妙な距離で、自由に、けれどもギリギリのところでは厳しく、育てたい、育てられたい。 13巻分一気によんで、久しぶりに声を出して笑ったり、癒されたりした。堂々たる手塚治虫漫画大賞である。 2016年7月読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月17日 10時52分20秒
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