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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:読書フィクション(12~)
「月刊佐藤純子」仙台文庫別冊 「善き書店員」で初めて知った、当時ジュンク堂仙台ロフト店勤務の佐藤純子さんが、自発的に描いて、お客さんなどに手渡ししていたというコママンガ形式の新聞をまとめた本です。なんと現在は絶賛絶版中ということで、ちょっと高いけど中古で買いました。でも欲しいと思ったら直ぐに取り寄せれる、すごい世の中になったものです。書店員だった著者としては、中古で買うのは複雑な所があるのかもしれません。 本の販促のための新聞かと思いきや、思いっきり日常日記でした。アラサー純子さんの話の進め方が、あゝそうか、若い女性はこんな風に話が繋がってこんな風に話が飛躍するんだな、とまるで子猫を愛しむみたいに読めて面白かった。 伊坂幸太郎さんとの対談つき。ご近所で仲良さそう。羨ましいです。 最初はヘタウマの絵が、時々ホントにヘタだったりするけど、次第にヘタウマだけどずっとウマくなる過程が見えた。継続は力だと確信する所。 5年前だけど、震災の書店員としての丁寧な記録にもなっていて、今から見ると貴重な記録です。 純子さんは、発刊後の2年後ぐらいにお店の閉店の影響か、遂に好きな書店員を辞めてイラストレーターになりました。岡山の地から、小さく応援しております。 2016年10月17日読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年10月19日 14時25分11秒
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