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カテゴリ:旅の記録
博物館フェチの私が、なかなかタイミングが合わずに見ることできていなかった倉敷市の代表的な博物館、倉敷市歴史民俗資料館をやっと観た。三好市にある広島県立歴史民俗資料館とは、展示内容は質量とも雲泥の差がある。けれども、観るべきところはあった。 (1)ともかく建物が素晴らしい。大正14年竣工の元倉敷幼稚園を解体復元して作ったもの。正面のいかにもモダンな佇まい。圧倒的なのは、美しい八弁花模様の天井を持つ遊戯室(展示室)である。こんなに広いのに、八角形にすることで、内部に支柱を使わずに幼児が伸び伸びと遊ぶことができた。現存するものでは全国唯一、幼児教育史上貴重な建物らしい。 (2)歴史民俗資料館というよりは、教育資料館として改名したらいいほど、それに特化していて、倉敷市の歴史展示や民俗資料はほとんどない。資料の8割くらいは、明治から昭和にかけての教科書を、倉敷市の各地域から集めて展示している。戦前のそれは、数があるからなのか、実物を手に取ってみることができる。 教科書展示の充実度は、今まで観たどの博物館よりも充実していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月13日 16時07分57秒
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