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2020年11月27日
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テーマ:京都。(6066)

「京都大学の歴史」
京都大学大学文書館の図録である。入室無料、図録も無料である。24p 1部カラー。

時計台の下にある資料館。
特に注目すべきは、一章を設けて「滝川事件」をあつかっていることである。


1933年、法学部の滝川幸辰教授(刑法)の学説がマルクス主義的であるとして、文部省が休職を求めたのに対して、法学部教授会は大学の自治に反するとしてこれを拒否した。5月26日に休職処分が発令されると、法学部全教官が総長に辞表を提出し、両者の対立は頂点に達した。その後、いくつかの妥協策も模索されたが、処分は撤回されず、結局法学部専任教官33名のうち21名が京大を去った(翌年までに7名が復職)。法学部は、滝川処分を撤回させられなかっただけでなく、文部省の分断策もあって、「辞職組」と「残留組」に分裂するという二重の痛手を受けることになった。

これは、そのまま現代の学術会議任命問題でも被る問題だろう。
ことは、思想問題ではない。
学問の自治と自由の問題なのである。
戦前は、政府の力が強かった。
果たして現代は、そんなに政府の力が強いのか?
学問の自由を求める市民の力が弱いのか?

と、書いた後にこの記事が配信されたが、正にこの資料館のある時計台の上で、学問の自治と自由に関する「事件」が、今日起きたようである。みなさんはどう考えるか?
記事をコピペしておきたい。

京大の時計台記念館を学生が“占拠” 職員とトラブル、機動隊出動し一時騒然
11/27(金) 19:34
毎日新聞

京大の時計台記念館を学生が“占拠” 職員とトラブル、機動隊出動し一時騒然
京都大百周年時計台記念館に上る学生ら。垂れ幕やはしごがかけられ、警察官も出動するなど一時騒然とした=京都市左京区の京大吉田キャンパスで2020年11月27日、読者提供

 京都大(京都市左京区)で27日、シンボルの百周年時計台記念館に学生らが登って垂れ幕を出すなどし、制止する職員らとトラブルになった。京都府警の機動隊が大学構内に入って警戒に当たり、周辺は一時騒然となった。けが人や検挙者はなかった。

【学生の占拠騒動があった時計台記念館】

 京大では、学生寮の一つ「熊野寮」の祭りで、学生らが時計台に登ることが恒例になっている。これに対し、京大側は「危険な企画」「建造物侵入として刑法に抵触する行為」とし、時計台に登ろうとすれば「警察に通報するなどの法的措置を含め、厳正に対処する」と25日に告示を出していた。

 学生らが27日昼、時計台に、はしごをかけると、もみ合いが発生。機動隊員らが現れ、正門から学内に入った。学生らは時計台の上でマイクを握り、周辺ではビラを配布。大学側の「対話拒否の姿勢」を批判するなどした。

 府警は毎日新聞の取材に「通報があり、危険防止のため学内に入った。警備態勢の詳細は明かせない」と説明した。【中島怜子、千葉紀和】





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最終更新日  2020年11月28日 00時46分01秒
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■コメント

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Re:「京都大学の歴史」に見る学問の自治と自由(11/27)   ダンジャ さん
数年前まで、学祭のときには時計台での学生はいたんですよねえ。 恒例行事のように。
まともなことと、見てましたけどねえ。
タテカンてよばれてた、おもしろいことを描いた(書いた)立て看板も・・・行政のチカラで撤去。

自由を、はき違えた学生もいるのは確か。
百万遍の道路に、コタツとかね。

学生のカラーも、変わってきたとは思いますが・・・
時計台。 学祭ん時に、いつもやってたやん。
タテカン、おもしろいこと書いてたやん。

危険? う~ん。 でも。なんか変! (2020年11月29日 00時26分58秒)

Re[1]:「京都大学の歴史」に見る学問の自治と自由(11/27)   KUMA0504 さん
ダンジャさんへ

今までも、伝統的に登っていたんですね!
これは、やはり学問の自由への統制が強まっている、と考えるべきなのでしょう。

百万遍コタツは、森見登美彦の韋駄天コタツを模倣したものであり、彼らはみんな大人なので、法令に則りちゃんと罰せられています。ネットを見ると、大学院生含めたちゃんとした大人であり、道交法違反は承知の上ででやっていたと思われます。だから、「バカだなぁ」と見守るべきだと思っています。問題は、ネットで名前まで晒して、「森見登美彦に風評被害だ」とか、「京大の名誉を辱めた」とか、何に忖度しているのか、炎上させている輩です。この輩の跋扈が、そのまま今回の時計台事件に繋がっていると私には思えるのです。 (2020年11月29日 07時48分44秒)

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