6892876 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

再出発日記

再出発日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カテゴリ

お気に入りブログ

ノギさんはそうめん… New! はんらさん

源氏物語〔2帖帚木 … New! Photo USMさん

ジョージ・ミラー「… New! シマクマ君さん

5/15-1:千葉県・佐… 天地 はるなさん

「あなたの代わりに… Mドングリさん

カレンダー

2021年11月01日
XML


「怪獣8号」(〜4巻)松本直也 集英社ジャンプコミックス

映画「シン・ウルトラマン」や「大怪獣のあとしまつ」にタイアップした企画であるのは間違いないのだけど、それ以上にオリジナル性ある新しい怪獣漫画。最新巻(4巻)まで一気読み。

松本直也さんは、ぽっと出の新人だと思っていたが、ウィキで調べると2005年デビューの16年選手だった。前回は魔界もので、魔界世界視点の人間(女子高生)との交流を描いていたようだ。
本書は巻末に制作協力として「背景美術 小岩井治(おさプロ)」「仕上げ 桜二朗」「銃器デザイン マントヒヒ・ビンタ」という「プロ集団」の参加がクレジットされていた。これは最初から「ヒットさせるのが前提」「映像化が前提」の「コンテンツ売り」の作品だと私は推測する。(←編集者の仕事はコンテンツ売りだと今年学習した)

だからといって必ずしもヒットするのかはわからないのが、本音でマンガ読みをする読者がウヨウヨいるこの世界のシビアな所なのだけど、コレは成功していると思う。ジャンプ編集者頑張りましたね。

4巻まで出て、リアルな現代技術世界を描きながら、ファンタジーな世界観を構築している。原作者はクレジットされていないので、これは松本直也さんの世界観なのだろう。

強い怪獣の「何か」が中年男に取り憑いて、怪獣討伐隊に参加するという「デビルマン」オマージュのストーリーから、何故取り憑いたのか、何故怪獣が襲撃する世界になっているのか、何故突然強力な怪獣が次々と現れるようになったのか、人間はこの世界にどのように対応してきたのか、してゆくのか、という「謎への問いかけ」を、この4巻までに出し尽くしたと思う。あとはこの謎の解答編を展開するまでだ。絵はプロ集団がバックアップして、まるで映画を観ているよう。キャラクターがアニメ寄りだけど、これは仕方ない。

4巻目で、隠しに隠していた、主人公が実は怪獣8号だったという設定。怪獣10号の討伐と引き換えに、それが防衛隊に知られてしまう。当然主人公だから、このまま殺されるわけないとは思うが、これからはステージが変わるだろう。「ウルトラマン」になるか「デビルマン」になるか、愉しみ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年11月01日 11時30分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書フィクション(12~)] カテゴリの最新記事


キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

永田誠@ Re:アーカイブス加藤周一の映像 1(02/13) いまはデイリーモーションに移りました。 …
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
生まれる前@ Re:バージンブルース(11/04) いい風景です。 万引きで逃げ回るなんて…
aki@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) 日本有事と急がれる改憲、大変恐縮とは存…
北村隆志@ Re:書評 加藤周一の「雑種文化」(01/18) 初めまして。加藤周一HPのリンクからお邪…
ななし@ Re:「消されたマンガ」表現の自由とは(04/30) 2012年に発表された『未病』は?
ポンボ@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) お元気ですか? 心配致しております。 お…
むちゃばあ@ Re:そのとき 小森香子詩選集(08/11) はじめまして むちゃばあと申します 昨日…
KUMA0504@ Re[1]:書評「どっちがどっち まぎらわしい生きものたち」(02/26) はんらさんへ 今気がつきました。ごめんな…

バックナンバー

・2024年06月
・2024年05月
・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月
・2024年01月
・2023年12月
・2023年11月

© Rakuten Group, Inc.