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2008/02/29
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カテゴリ:ワインについて


ワイナート1月号 36号

ワイナートの36号です。この雑誌のタイトルは何時も不思議です。中身を表わすべきタイトルが本の内容とあっていません。

この号は今どきブルゴーニュと言うタイトルです。何が「今どき」なのか????

2007年の1月1日発行ですから、今日のブルゴーニュの大高騰の前の段階です。

冒頭の説明では「ブルゴーニュワインは難しい状況にある。2003年ヴィンテージの奇妙な味と異常な価格を経験して以降、ある人は離れ、ある人は近づきもせず、長くからのファンは困惑し、さらには絶望している。いったい何が起きたのか。どこに行けば、我々の愛するブルゴーニュに再び会いまみえることができるのか。どうすれば、楽しい時間を取り戻すことができるのか。」
そのあとに続くのが、「コート・ド・ボーヌ再発見」です。

何か大きな勘違いの塊だと思います。

先ずは、

1)2003年のブルゴーニュは奇妙な味ではありません。確かに03は100年に一回の猛暑でした。しかし出来た葡萄はいくら熱いからと言って茹でた葡萄ではありません。
果物としては非常に美味しく糖度が高かっただけで、補糖の心配のない良い葡萄が取れた年です。他の国、他の生産地ならこの程度の熱さは何時もの気候です。
確かに一部の生産者のワインは過熟傾向のワインがありますが、それでもタール感や焦げ臭、焼けた味はありませんでした。長年ブルゴーニュを楽しんでいる人にとってはテロワールの違った面が見れて面白かったと思います。
私の03のブルゴーニュの印象を言えば、ボルドーの様にニューワールド的面を見せずによくまとめたと思います。逆に言うと今後地球温暖化の影響でこの様な年が多くなると予想されるので、良い経験になった年だと思います。
実際に美味しいワインは山ほどあります。


ミッシェル・グロのヴォーヌ・ロマネ03は素晴らしい凝縮感のあるワインで瞬く間に売り切れました。

ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2003 ヴァンサン・レシュノー 
ニュイ サン ジョルジュ プルミエ オー・トレ 2003 ショーヴネ ショパン 
ニュイ サン ジョルジュ シャルモット  ショーヴネ ショパン  2003 
ニュイ・サン・ジョルジュ・1er・オー・ミルジュ 2003 シルヴァン・カティアール 
シャンボール・ミュジニー 2003 ルー・デュモン 
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ  ドミニク・ローラン 2003 
ヴォルネー 1級畑 シャンパン  ブラン ガニャール 
パストゥグラン  レミ ジョバール 2003 
ブルゴーニュ パストゥグラン ミクルスキ 2003 
ブルゴーニュ・ルージュ ロベール・シュルグ 2003
ブルゴーニュ・パストゥグラン レクセプシオン[2003]ミッシェル・ラファルジュ


と言ったワインを飲んだ印象では全て素晴らしいワインでした。(不味いと思った03はこのリストから外してありますが、どちらかと言うとドメーヌの考え方の違いの方が大きかった様です。)

結果私としては、取り立てて03のブルゴーニュを異端扱いする気持ちが全く理解できません。生産者の苦労に依るところが大きいとは思います、良いヴィンテージの一つだと思います。

2)異常な価格高騰は03のヴィンテージの影響によるものでもなく、ブルゴーニュが悪いわけでもありません。
高騰の原因は北京オリンピック前に開業目指して高級ホテルの建設ラッシュによる需要の増大、中国・ロシアと言った新興国の成金による高級ワインの買いあさり、欧州のインフレ、為替相場による円安、と言った要因が大きく、基本は需要と供給によるもので2004年も良年とは言えない年ですが価格は高いままです。

3)この程度の事でブルゴーニュのファンは離れて行くのでしょうか???絶望するのでしょうか???
30年間ブルゴーニュワインを愛している私からすれば、こんな事で離れていく人は元々ブルゴーニュの事など理解していない人ですから離れてくれれば良いと思います。だって飲む人が減れば価格は下がるでしょう。
チェルノブイリの死の灰が降った86年からすれば03の味も価格も大した問題ではありません。安心して飲めるワインなのですから。
市場には今でも97,98,99,00,01,02,04と売っているので03や05を飲まなくても十分楽しくワインライフはおくれます。
何か変な危機感を煽っているだけの様な気がします。

4)私は日々美味しいブルゴーニュを飲んでいます。楽しい時間は貴方に心配されなくても沢山あります。余計なお世話でしょう。

まあ言いたい事は皆ニュイの赤ばかり飲まずに値段が上がって来たのでボーヌの赤ワインも美味しいのがあるから見直しましょう。と言う意味なのでしょう。
だったら素直に「今ならコート・ド・ボーヌ大特集」とでもすればよいと思います。記事の内容は概ねこの線です。
実際にボーヌはお買い得なワインが多いです。特にポマール、ヴォルネイはニュイに負けない良いワインが多いですし、ペルナン・ベルジュレスやボーヌも私は好きです。ただコルトン以外有名な特級が無いのでブルゴーニュファンの夢のワインが無いのがボーヌの赤の欠点です。


ルソーのジュブレを飲む時も心の何処かに特級のシャンベルタンの事を考えて思いを寄せています。ニュイ・サンジョルジュも特級は無いが、同じ作り手の特級を想像しながら飲んでいる方が多いと思う。ACブルでもその作者の特級を買うべきか、何時飲むべきかを占う意味で飲んでいる人が多いと思う。
その点白ワイン以外はボーヌはどうしても大きな夢が無い。特級のコルトンも白の人気は凄いが赤はイマイチだ。同じ値段で比べれば、味ではボーヌの方がお買い得感はあります。しかし高級ワインはCPだけでは語れない夢の世界が大きいという事だと思います。

ワイナートさん、03の悪口言っていないで、ボーヌの夢を語って欲しいし、夢を見つけて我々に示して欲しいと思います。

しかし不思議な事に101本のコート・ド・ボーヌのワインの試飲記が載っていますが、90点が3本、その他は85点前後で、75点ぐらいのワインも沢山載っています。これでははっきり言ってボーヌは買うなと言っている様な物です。注目エリアから私の好きなポマールもヴォルネイもシャサーニュ・モンラッシェも入っていません。

更にはボーヌ特集の中で15人のボーヌの作り手を紹介しています。しかしよせば良いのに中に一人だけニュイの若手の作り手をどうしても載せたいと言って入っています。実に不思議です。この号で廃刊なら最後に載せたと言う意味もありますが、次号があるのですから、このニュイしか作らない人を混ぜる意味が何処にあるのか・・・ますます不思議な二重人格の内容です。いったい何が言いたいのかこの本は・・・編集長2~3人いるのでしょうか?防衛省みたいです。

ワイナートさん、90点以上のボーヌのワインを沢山紹介して欲しいです。でないと余計ボーヌ離れが起きてしまいます。本を読んだら思わず買ってしまったと言う様なワインが一本も無いのが淋しいですね。 

ボーヌの赤でもこんなに美味しいワインがあると、是非教えて下さい。

ボルドーパーフェクトガイドの続編の第3回が載っていますが、何がパーフェクトなのか??

この程度の資料ならどの本にも載っています。各ページに6種類のワインが紹介されていますが値段とインポーターの名前だけ記載されていますが、味のコメントも点数もありません。記事なのかペイドパブのページなのか分かりません。無駄なページだと思います。160ページ1800円で広告ページも多いですから、ページ20円で買っている消費者としては不満なページです。基本的にワイン雑誌はバイヤーズガイドであるべきです。どのボルドーを買えば良いのか明快な指針を本として出すべきです。ボルドーでも味の幅は大きいです。味の傾向をしめしてくれないと、多くのワインの本と同じになってしまいます。もっと雑誌らしく頑張って下さい。 






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Last updated  2008/03/01 01:38:34 AM
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