ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル[2006]ジャック・フレデリック・ミュニエ(赤ワイン)
シャンボールで人気で入手困難なジャック・フレデリック・ミュニエですが、クロ・ド・ラ・マレシャルだけは手に入ります。
それは クロ・ド・ラ・マレシャル は先ず9.55haでシャンボールは1.33ヘクタールと7分の1しかありません。
これでニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・ド・ラ・マレシャル が手に入り安い理由が分かると思います。
クロ・ド・ラ・マレシャルはニィイの最も南の畑です。
2003年まではフェヴレに貸し出していて、フェヴレが作って売っていました。
ジャック・フレデリック・ミュニエらしさは出ていますが、まだ迷いを感じる味ですね。
ニュイらしい骨太さ土臭さとジャック・フレデリック・ミュニエらしさがマッチしないのでしょうね。数年後にはこのワインのスタイルも固まって来るでしょう。
今後に期待したいと思います。
この畑の若木で作ったワインを出しています。
ニュイ・サン・ジョルジュ『クロ・デ・フルシュ』[2006]ジャック・フレデリック・ミュニエ
販売店資料より
シャンボール・ミュジニーらしさを最大限引き出していると世界から絶賛されるミュジニーのトップ造り手。
残念なんですが、あまりに希少すぎて、中々種類も数もご紹介が出来ませんが、今回このドメーヌの逸品が入荷ついに入荷致しました。
熱烈なファンが多く、あまり市場に出回らないジャック・フレデリック・ミュニエです!!!
『神の雫』では、失われた記憶を取り戻そうとする、美人画家のために、ジャック・フレデリック・ミュニエのシャンボール・ミュジニーと、ミュジニーが用意され、彼女の記憶を取り戻す糸口になる、大きな役割を果たし、その後、ますます入手困難になってしまっています。
いまや、ブルゴーニュ・ファンが密かに捜し求めるワインのひとつとなってしまいました。
クリスマスの時期、ここの『レザムルーズ(=日本語で『恋人達』の意)』なら、どんなワイン通の女性だって、喜ばれると思います。
そう、現地フランスでは、プロポーズの時にも女性にプレゼントするというお話もあるくらいです。
ワイナートも大絶賛!!
『ワイナート誌55号』より抜粋
プルモーの、というよりもニュイ最南端のプルミエ・クリュがクロ・ド・ラ・マレシャル。
9.55ヘクタールの面積をもつこのクリマを単独で所有するのはシャンボール・ミュジニーのドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエである。
50年以上の長きにわたってフェヴレに貸し出されてきた畑だが、その契約も2003年に解消。
04年ヴィンテージからはフレデリック・ミュニエによりワインが造られている。
『ニュイのワインとやや趣が違い、よりデリケートでタンニンに硬さがすくないのが、このクリマの特徴です。』
と、フレデリックは語る。
女性的という点で隣接するクロ・ド・ラルロと傾向は似ているかもしれない。
『クロ・ド・ラ・マレシャルが手元へ戻るにあたり、周囲の人たち、そして私自身さえ、ニュイとシャンボールの違いが気になっていました。ところがいざまったく同じように造ってみると、おのずとテロワールの違いは表現されていました。ただ私はニュイであれ、エレガントさを求めてしまう。それがワインに表れているのかもしれません。』
と、紹介されている1本が、絶妙のタイミングで入荷しています!
無くなる前に、是非、手に入れて下さい!!
いずれもごく少量の入荷ですので、お早めに!!
1863年設立の、シャンボルに4ヘクタール強を所有(ミュジニー、ボンヌ=マールと2つのグラン・クリュを擁する)するドメーヌは、1985年以降ジャック=フレデリックの息子フレデリックが運営するが、2004年ヴィンテージから新たなプルミエ・クリュが加わった。
以前からミュニエ家の所有だったが、前世紀の初頭、フェヴレ家に貸し出されていたニュイ=サン=ジョルジュのプルミエ・クリュ、クロ・ド・ラ・マレシャルが戻ってきた。
それに合わせドメーヌでは所有するシャトー・ド・シャンボル=ミュジニーに新しいカーヴも完成、畑の規模も3倍以上に広がった。
ドメーヌはシャンボルの村落の最上部というまさにこのアペラシオンを睥睨する場所に位置し、歴史の重みを感じさせるシャトーに象徴される内容となっている。樹齢は、筆頭のミュジニーは1947年と1962年の植付け(15%ほどを1997年改植したが、その区画からのぶどうはグラン・クリュとしては瓶詰めされず、ACシャンボル=ミュジニーとしてリリース)のヴィエーユ・ヴィーニュ、加えてレザムルーズの樹齢もおよそ60年ほどと高く、他の畑も平均で30年前後と安定している。
何よりもデリケートなシャンボルのテロワールを体現するため、畑にこだわりその延長としての醸造となる。そのような意味からも化学肥料は1980年代半ばから、除草剤も1990年から止めた。
害虫対策にも化学薬品は使用せず、替わりに食虫グモを畑に放すなど、地道な努力を怠らない。
収量においてもヴァンダンジュ・ヴェールト以前に春の剪定でしっかりと芽を切り詰め、収穫においては選果を徹底し、決して遅摘みはしない。
培養酵母には頼らず木製の開放の槽で発酵を開始。ピジャージュは1日に5回と多くおこない、色素、構成要素の抽出を図る。
熟成に用いる樽はドメーヌで3年以上自然乾燥させ、焼きはごく軽いものを使用。ミレジムで多少異なるもののグラン・クリュには100%近く新樽を用い、期間は18ヵ月前後、オリ下げ、清澄のみで基本的にフィルターはなし。
ACシャンボールといえども贅沢なつくりで、レ・プラントは実はプルミエ・クリュなのだが、ドメーヌではラ・コンブ・ドルヴォーとブレンドされてACシャンボル=ミュジニーとしてリリースしている。
レザムルーズとレ・フュエはそれぞれミュジニー、ボンヌ=マールに接していて、シャンボルの他のプルミエ・クリュに較べ、そのクオリティは高いが、なによりもそのテロワールの違い(レザムルーズはほとんど表土にまで石灰岩がせまっていて、かたやレ・フュエは粘土質が深い)がワインに如実に現れている。
新たなクリマ、マレシャルもミュニエの魅力をそこはかとなく湛えたお値打ち品で、なかなか手に入れるのが難しい一連のシャンボルのアイテムに替わって、手頃に愉しめる1本であるが、若木からのキュヴェは分けて瓶詰め(ニュイ=サン=ジョルジュ・クロ・デ・フルシュNuits-Saint-Georges Clos des Fourchesという名称で、れっきとしたプルミエ・クリュにもかかわらず、ヴィラージュにデクラッセしている)し、マレシャルとしての水準を上げる努力も怠らない。
さらにマレシャルの一部のピノ・ノワールにシャルドネを接木し、ドメーヌでは初めてとなる白の生産が開始されることもお知らせしておこう。
(輸入元資料より)