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2012/06/07
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カテゴリ:ポイヤック

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[1980] シャトー・ムートン・ロートシルト 750ml ポイヤックCh.Mouton Rothschild

1980年のムートンです。

この年は小さいヴィンテージで、今流通している物を買って飲む事は誕生年の方以外にはお勧めしません。それは私のセラーの埋蔵品以外に美味しいのに当った事が無いからです。此処で誉めてあるからと言って買って飲んでも美味しくない確立が非常に高いです。

この瓶は1984年ごろプリムールで買ったワインの残りで、自宅の地下セラーで寝ていた物です。非常に良い状態で、まだ色も味も若々しくブーケも見事です。

果実の甘味と綺麗な酸のバランスが素晴らしく、綺麗な杉とカシス、そして黒い湿った土の香りが立ち込めます。

熟成したボルドーの良さを実感できる貴重なワインです。

販売店資料より

1980 Mouton-Rothschild

Jan 1998 Robert Parker 74 Drink: 1983 - 1983 $290-$821
This is an uninspiring effort from Mouton, notwithstanding the vintage conditions that were unfavorable. It is medium ruby in color, with a stemmy, stalky, unripe aroma, lean, austere, overly tannic flavors, and an astringent finish. Time may help, but I have my doubts. Anticipated maturity: Now. Last tasted, 10/83.

エチケットのデザインは「ハンス・アルトゥング」です。

経歴

1904 ドイツのライプツィヒに生まれる。ドレンデンの高校時代にレンブラント、ゴヤ、グレコらに親しみ、ライプツィヒの美術学校とドレスデンのアカデミーで学ぶ

ドイツ表現主義やカンディンスキー、クレーらから影響を受けて抽象表現的作品を制作

1922 インクと木炭のデッサンによる表現主義的抽象スタイルという独創的な様式の実験をはじめる

1925 ドレスデンのアカデミーで絵画を学ぶ

1926~ フランス、ドイツ、スペインなどを転々とする

1934 シリーズの制作をはじめる。それ以後、年号とシリーズごとに作品番号をつけはじめる

1935 ドイツ国内でのナチスの台頭に嫌気がさし、パリへ移住。

第二次世界大戦では外人部隊に参加し、右足を負傷し切断する

1941 フランスに帰化。美学と数学の関係を求めた表現主義的手法の抽象作品の様式を確立していく

1947 リディア・コンティ画廊で初めての個展開催

1951 美術評論家タピエが組織した「激情の対決展」に出品

サロン・ド・メやサロン・ド・レアリテ・ヌーヴェルに定期的に作品を発表

1989 死去

100年以上も変更されることのなかった1855年のメドックの格付け。
それを覆し、第1級に格上げされた唯一のシャトーが、シャトー・ムートン・ロートシルトです。それだけに、その実力は並外れたものなのです。

ユダヤ系の大富豪ロートシルト家(英語読みでロスチャイルド)がこのシャトーを買収したのは、1853年のことでした。
ところが、その2年後のメドックの格付けで、必ず1級を取ると思われていたムートンは、2級に格付けされてしまいました。
これに奮起したロートシルト家は、
「1級にはなれないが2級には甘んじれぬ、ムートンはムートンなり」
と言い放ち、畑、醸造技術、熟成方法などに改良を加え、1級になるために様々な努力と働きかけを行っていきました。

そして、実に118年後の1973年、4世代にわたる努力の末、ムートンは悲願の昇格を果たしたのです。
その時、
「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」
という名句を残したという、有名な逸話が残されています。

ここのワインの人気の一因として、アートなラベルの存在も挙げられるでしょう。
1945年以降、毎年、著名なアーティストにラベルを飾る絵を依頼していて、ダリ(58年)、ミロ(69年)、シャガール(70年)、ウォーホル(75年)など、豪華なアーティストが描いたラベルの数々は、見ているだけでもうっとりする美しさで、コレクターも多いのです。

このラベル・コレクションの火付け役であるフィリップ・ド・ロートシルト男爵は、1922年から、独創的なアイデアでシャトーの改革を続けた、大胆不敵なカリスマ的人物でした。
今では当たり前のこととなっている『ワインを瓶詰めする』ということを最初に行ったのも彼だったのです。

ムートンは、五大シャトーの中で最も"豪勢""派手"と言われています。ラフィットの優雅さ、マルゴーの女性らしさ、ラトゥールの男性的な力強さなどとは一線を画し、濃厚で芳醇、ふくよかで肉づきがよくリッチな味わいです。
そして、深くてエキゾチックな魅力もあり、10~15年、じっくり瓶の中で熟成させていくと、獣肉のような艶めかしさが現れてくるという、とても魅惑的なワインなのです。

年によって異なる、とても美しいラベルを持つムートンは、特別の日に飲んだり、贈り物にも最適のワインでしょう。記念日や誕生日の年、思い出の年のものであればより一層楽しめることでしょう。
ぜひ、美しいラベルと共に、ゆらゆらと香り立つ魅惑的なムートンの魔力に酔いしれてみてください。

畑 面積:78ha
平均樹齢:45年
植樹密度:8.500本
平均収量:40~50hl/ha
育成:発酵とマセレーションは木製槽で15~25日間。熟成はオークの新樽で19~22ヶ月。
清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン77%、メルロ11%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%
平均年間生産量:シャトー・ムートン・ロートシルト/30万本
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト/不定
エール・ダルジャン/1万8000~2万4000本
所有者:GFAバロンヌ・フィリッピーヌ・ロートシルト

 






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Last updated  2012/06/12 03:53:40 PM
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