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カテゴリ:読書案内「現代の作家」
《2004書物の旅 「ぼくが50歳だった頃、教室で」その18》
片山恭一『世界の中心で愛を叫ぶ』(小学館) ぼくが50歳だったころ、教室で十代の生徒たちに語っていました。その頃の「読書案内」復刻版です。2004年ころにワープしてお読みください。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ えーっと、初めて読者の方から反応がありました。片山恭一『世界の中心で愛を叫ぶ』(小学館)ですね。恐ろしいほど流行っていて、読んだ若い人たちの口コミでどんどん広がっているそうです。映画にもなったそうです。マンガにもなっています。主人公の新しい彼女を主人公にしたお話まで本になったんだそうです。おいおいこれは一体何なんだという、この作品について高校生一年生のKさんからこんなオススメのメールが届きました。 今話題の「世界の中心で、愛を叫ぶ」です。福岡在住の作家「片山恭一」さん(45歳)の小説で、206ページあります。主人公は「朔太郎」という名の少年で、同級生の「アキ」と愛をはぐくんでいましたが、突然の病がアキに襲いかかる・・・。恋人を失う悲しみが痛切に迫る物語です。映画や漫画にもなっているのでぜひ一度は読んでほしいと思います。 まず、この案内を読んでくれている人から反響があったことが嬉しいわけです。ははは。ありがとう。 話を戻します。友達のサッカー少年がこの本を貸してくれました。我が家ではまず中学生のお馬鹿娘が、ぼくが借りて帰ったこの本を先に読んでこういいました。 「一回は泣くで。」 というわけでぼくも読みました。残念ながら泣けませんでした。だって泣け泣けって書いてあるように感じてしまったんだもの。おじさんはいやですね。素直になれないんです。 おバカ娘は益子昌一「指先の花」(小学館文庫)をさっさと買い込んで読んでいるようすです。片山さんの小説の後日談だそうです。 ボタン押してね! ボタン押してね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.08 13:37:31
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