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カテゴリ:邦画(09~)
たまたま録画していた「必殺仕事人2009」は、時事問題を扱った作品でした。さすが脚本が森下直。彼は映画「誘拐」(1996)で犯人渡哲也がじつは大企業の被害者だったというプロットを書き、今までにない社会派映画を作りました。最近では映画「バッテリー」の脚本を手がけています。
幕府は庶民のためと言って定額給付金ならぬ「お公儀振る舞い金」を払うことになっていた。一人当たり一分(5人で一両)である。渡辺小五郎(東山紀之)たちは「今本当に振舞い金が必要なのは、喰えなくて離農して、人別帳がないばかりに土手で夜鷹をしながら喰っているようなあいつらだ」という。 そこで口入屋の悪人どもはお役人語らってかれら「ホームレス」らに行方不明者の人別帳を次々と与え、それで振る舞い金をピンハネして大もうけをする。そして、最後には彼らを一箇所に集めて殺すのである。 彼らホームレスの知り合いだった新参仕事人の仕立て屋れん(田中聖)は中村主水(藤田まこと)や小五郎、経師屋涼次(松岡昌宏)花御殿のお菊(和久井映見)に仕事を頼むのである。後はいつもの通り。 ただし、落ちがある。 「振る舞い金のあとには商い税がとられるんだって。どうやらこの二つは抱き合わせだったらしいよ」と小五郎の妻とその母は噂話をするのでした。 と、言うわけで私の家にもやっぱり定額給付金の案内が来ました。免許証と通帳の二つをコピーに取らないといけないし、色々書かないといけないし、面倒ですが、貰おうと思っています。もちろんその代償としての消費税には断固反対です。 今本当に定額給付金が必要なのは、派遣切りにあった人たち、仕事がなくて自宅待機にあっている人たちですが、それよりも住所移動が出来ていないけれども、その住所移動をするために実家まで帰るお金がなかったり、借金を抱えていて、移動ができない人たちだろうと思います。彼らは受け取ることができません。のどから手が出るほど欲しいはずなのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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