|
カテゴリ:邦画(11~)
『……なんか、街が新しい……』
監督 井上剛 出演 森山未來 (中田勇治) 佐藤江梨子 (大村美夏) 津田寛治 白木利周 中川光子 1月17日に観にいきました。なんか、見ておかなくちゃいけない作品のように思えて。 神戸には何の義理もありません。確かに、岡山での未明の小さな長い揺れはまだ覚えているし、次第と被害が分かっていくその日一日のことは良く覚えている。仕事の「応援」で15日後の神戸には行ったし、その数年後には何回かに分けて神戸を歩いたりはした。けど、それで人生が変わったわけでもない。 ただ、全然影響がなかったわけじゃないと思う。 『それでも、行かな だめなんです』 佐藤江梨子演じる美夏が呟くように、人はそれぞれの形で、神戸に何かを置いてきたのかもしれない。 数年後に行ったときに、私も「街が新しくなっている……」とびっくりした覚えがある。中学生だった美夏が15年後にやってきて、呟くようにその新しさに違和感を覚えた。そのことを忘れていた。 去年NHKがテレビ放送して、反響の大きさに再編集して劇場版にしたらしい。あのときの小学生が、中学生が、もうこんなになっている。そのことだけを確かめただけでも、映画という「体験」は意味があったのかもしれない。遠山未来も佐藤江梨子も実際に震災を体験したらしい。そのためだけではないだろうが、実に自然な演技だった。特に佐藤江梨子の演技は素晴らしかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画(11~)] カテゴリの最新記事
|
|