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カテゴリ:日本平和大会
平和委員会全国大会に行ってきました。神戸三宮勤労会館です。
80歳をとうに過ぎた代表委員の畑田重夫さんは、冒頭の開会挨拶で今回の大震災は「平和」専門の個人加盟の全国組織である平和委員会のテーマと大きく関係するとのべました。 ひとつは憲法。13条の平和的生存権、22条の移住権等、29条の財産権、すべて憲法の課題が今回のことに関係しています。 ひとつは安保。原発のルーツもまた、日米関係そのものであるということがあきらかになってきました。米国はさらにその関係を深化しようとしています(2+2の内容)。 ひとつは核。加藤周一は12年前にすでに「原爆と原発は本質的に同じである」とのべていました。池澤夏樹はつい最近の朝日新聞夕刊で「原発とは緩慢に爆発する原爆である」と言いました。いまこそ、「原発」を最優先課題として取り組むことが必要です。 という挨拶でした。 福島の代表者は「これから福島県民は健康チェックを30年間することになる。また、3.11、どこで何をしていたかをデータ化する。私のようなローカルはいい、けれどもこれから人生の一番大事な時を生きる子供たちにそれを強いるのは……」といいます。現在福島市民は毎日肌を出さない服装をしてマスクで通勤通学している。校庭のグランドは10センチ剥いで隅に積まれている。窓を閉めて決して表に出ない。 これらの現実を聴いて私はショックでした。憲法を活かしながらできることをしなくてはならない。 神奈川の代表は「横浜も他人事じゃない」と言いました。地震当日は原子力空母ジョージ・ワシントンは三回目のメンテナンスを打ち切って沖合いにすぐに出て行きました。しかし、港には空母用の発電所があります。ここが津波にやられたら福島と同じことが起きるのです(知りませんでした)。また、引き波によって空母が座礁する恐れもある。横須賀は活断層があって、いつ大きな地震が起きるかわからない危険なところです。ここに原発が二基あるのと同じ原子力空母の母港となっていることは、首都圏の人たちは知っているのでしょうか。今回改めてその危険性が浮き彫りになりました。マスコミが知らせないのならば、草の根で知らせていかなければならない。トモダチ作戦を賞賛して、その危険性を伝えないメディアの欺瞞を改めて思いました。 山口の岩国代表は上関原発の宣伝行動をしているときに身重のお母さんがやってきたそうです。「まだ生まれていない子供の名前も(署名に)書いていいかしら、と尋ねて来ました。名前はすでに決めていたのでしょう」 この星に生まれ出る前母親が尋ねてきたよ「原発署名いい?」 その他、たくさんの全国の経験を聞いてきたのですが、余裕がありません。また機会があれば書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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