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カテゴリ:旅の記録
6日ほど、広島、福岡、山口を旅してきました。12回ほど短期連載します。
日本母親大会in広島に初めて参加した。不思議な大会だった。どうしてあんないい加減な大会なのに、こんなにエネルギーが集まるのか。(あっ、いかん。だんだん世の女性の厳しい視線が……「そこまでいうのなら最後までいいなさい!」「はい、わかりました」) だって、事前に配られている大会決議案について決議するときは、長い文章を項目さえいわない。せめて事務局長が要点のみでも言うのかと思えば、三分で紹介して拍手で採択。大会アピールは三分の二をすっ飛ばしたし、途中一時間の長い休憩がある。これは休憩という名前の買い物時間。大物産展の買い物に、ものすごい人が群がる(写真参照)。それでいて、全国からなんと8500名も集まるという(延べで行くと1万を優に超える)。日本平和大会が2000名の壁を敗れないのに、なぜなのか。 もちろん素晴らしい講演(私が行ったのはこれが目当て)と、感動的なクミコさんの歌声、そして全国の経験交流はあったのである。これが第一日目。そして二日目は何でもありの豪華な分科会が一日行われる(この分科会のひとつに吉永小百合が現れて脱原発を表明したそうだが、私はサユリストではないので行かなかった。よって彼女は見ていない)。 生命を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます このスローガンの下、平和、文化、教育、自治、なんでもありの話題が語られる。そしてこれがそのまま今回の原発事故にもピッタシのスローガンになっていることが分かる。 ちょっと関係ないが、主催者挨拶の中で、現代の情勢を網羅的に出したときこのような言葉があった。 「どうせ結婚は出来ないから」 と、窓を開け放す女子高生 ショックだった。この女子高生の「絶望」は「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」と言った定時制高校の学生の「絶望」とイコールだ。イヤ、むしろ深刻だ。日本は本当に被曝してしまったのか。今そうならないように、一生懸命頑張っているのではないか?甘いのか? 母親大会のエネルギーとは、要は「壮大な井戸端会議」なのだろうか。もちろん褒めています。本当です。 青春18切符を使い、ネットカフェに泊まり、さらにこのまま九州貧乏旅に出かけるという強行スケジュールです。ずっと避けてきた母親大会に金もないのになぜ参加したかというと、前に湯浅誠研究を始める、と言った以上久し振りに生の湯浅講演を聞く機会を逃したくなかったということなのです。それは明日詳しく書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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