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再出発日記

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2012年01月06日
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カテゴリ:湯浅誠
今日は「寒の入り」だそうです。
韓国から戻った直後はジャンパーを開襟しても大丈夫な気候に「日本は暖かい」とつくづく思ったものですが、やっぱりこの時期になると朝夜は暖かいものが欠かせません。けれどもまだ、湯たんぽだけで凌いではいます。

春の七草もこのときに食べるわけですが、「芹乃(すなわち)栄う」というのがこの時期でもあるそうです。

あかねさす昼は田賜びて ぬばたまの夜の暇(いとま)に摘める芹これ

万葉の時代は、日中仕事で忙しい男が夜に摘んでくるほどのプレゼントだったらしい。

当然昔は精進料理のようには七草は食べられなかったはずだ。秋の実りの米を使いながら、海や山の幸をぐつぐつ煮て私は美味しい栄養汁を作っていたはずだと想像する。さて今晩の雑炊は、2-3日前から使いまわしている白菜と鶏肉の鍋汁におせちの残り物や練り物、そして韓国から持って帰ったコチジャンを入れて闇雑炊。辛いけど温まりました。

この凍てつく空の下、日本全国のホームレスの人たちは生きているだろうか。生活保護世帯が過去最高の205万人を超えたということがニュースになっているが、単に最後のセーフティネットであるこの制度が多くの人に知られただけに過ぎない。今年はこの制度の骨抜きが狙われている。

湯浅誠さんが12月16日に毎日新聞に投稿した内容が静かな反響を呼んでいる。途中までわざと「件の新市長」のことを勘違いさせるように書かれている。やっぱり湯浅さんはなかなかのアジテーターではある。

私の社会保障論 興味深い新市長のあいさつ=湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)

福祉は最高収益の投資

 「深刻化する住宅難、減少し続ける働き口、憂いが深まる伝統市場や路地商圏、競争力が低下している自営業や中小企業。増える非正規職。そのどれもが、新しい解決策を求めています」

 先ごろ当選した新市長の就任あいさつ文の一節である。新市長は、現政権や既成政党に不満を持つ多くの市民の支持を集めて当選した。「圧勝

」とは言えなかったが、それでも対立候補に7ポイントの差をつけた。弁護士出身でアイデアマンとしても知られ、旧来の政治家像とは異なる雰囲気に、市民は「やってくれるかもしれない」と期待を抱いたのかもしれない。政策は十分に練りこまれているとは言えず不確実な部分も少なくないが、今回の選挙結果は既成政党に大きな衝撃を与えており、すでに新市長を「台風の目」とする政界再編が始まっている。

 新市長のあいさつ文は次のように続く。

 「1%が99%を支配する、勝者が独占し多数が不幸になるという現象は公正な社会ではありません。過度な競争で皆が疲れ弱っていく生活は、公平な世界ではありません」

たしかに、過度な競争は多数の人々を疲弊させ、社会の活力を失わせるだろう。それは公正ではないだけでなく、効率的でもない。だから新市長は次のようにも言う。

 「福祉は人間に対する最も高利回りの貯蓄であり、将来に対する最高収益の投資です。福祉か、成長かの二分法はもはや通用しません。過去10年の間に、成長かのが必ずしも福祉をもたらすわけではないということが明らかになりました。むしろ、福祉が成長を牽引する時代になったのです。何よりも我々は、OECD(経済協力開発機構)加盟国で最下位の福祉水準という不名誉から抜け出さなければなりません」



 投資とは、何も企業に対するものを指すわけではない。新市長がさっそく実現した公約は大学の授業料半額化だった。授業料負担に耐えられず疲弊していく若者の存在は、生産年齢人口が減る中、端的に社会の損失である。それを回避し、人を育てる費用は、貯蓄であり投資だろう。福祉のない成長を、結果的に将来世代の可能性を食いつぶす。それゆえ新市長は宣言する。

 「福祉は施恵ではなく、市民の権利である」と。

 新市長とは、朴元淳(パクウォンスン)。10月26日に誕生した韓国の首都ソウルの新市長である。途中まで「あの人」と似ていると思った方がいたかもしれないが、全然違う。そもそも朴氏は「市長こそが市民であり、市民こそが市長なのです」と言い、独裁を掲げてはいない。





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最終更新日  2012年01月06日 22時27分47秒
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