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カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
今年の秋祭りの風景。お昼は子どもたちが神輿を引くが、夜は大人たちの出番になる。 「午前10時の映画祭シリーズ2プログラム」キネマ旬報ムック 岡山の去年終了した映画祭では、結局シリーズ2に関しては私は8本観たのであるが、そもそもプログラムを買わない主義の私は当然これも買わなかったのである。作品の解説が基本一作品につき二ページしかないというのもあり、問題外だった(しかし映画の感想を書く時に参考プレスが手許にない為に非常に困ったことも確か)。 今回たまたまプレゼントされたこともあり、見てみるとこれがなかなか充実したプログラムであることがわかった。 例えばフェリーニの「道」について「神を信じない者にも神の愛は及ぶ。これがこの映画のテーマである」と、解説する一文には、私は全面的に同意はしないが唸らされた。 ひとつひとつの無著名の記事が拘りを持って書かれていて、読み応えがあるのである。 例えばオードリー・ヘップバーンの解説で、小さなポイントで印刷されたところには「ベルギー出身。母はオランダ貴族出身。戦火に追われてイギリスに渡り「ローマの休日」でハリウッドデビュー。いきなりアカデミー賞で主演女優賞を獲得し、「永遠の妖精」として親しまれた。世界的なボランティア活動でも有名で、私生活も優しさに溢れていた。」と過不足なく、気持ちを込めて書いている。 無著名記事は、ほとんどが松崎健夫氏に依る。 2012年10月17日読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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