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カテゴリ:中江兆民
いったんホテルに帰り、チェックアウトして高知駅のコインロッカーに荷物を置きに行く。すると、駅前に巨大な三志士の像が見えて来た。NHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせて作ったらしい。龍馬と中岡慎太郎と武市半平太である。山内容堂公は、これを見たならば言うだろう。 「維新の回天に労があったのは、龍馬は別として、こいつらよりも、私の方がよっぽど力を貸したはずだ‼」 しかし、容堂公は人気がないのである。 「龍馬伝」幕末志士社中という建物が駅前に出来ていた。博物館フェチとしては、(500円で若干高かったが)入らざるを得ない。 「龍馬伝」に使った龍馬の家のセットがそのまま展示されていた。高知市が買い取ったらしい。写真取り放題なのがいい処。 そんなにすごいとは思わないのだが、説明ボランティアのおばちゃんが居たので、いろいろ質問出来たのが良かった。龍馬の家は、わりと金持ちの武士の家だったらしく、中に小川を引き込んで水洗いなどをしていたらしい。 この縁側で、観てないけど大河ドラマの中では、竜馬たちが仲良く話していたらしい。 家は間取りが残っていたわけではないので、正確ではない。文献などから想像し、他の武家の家を参考にしながら作ったらしい。これは台所。台所からは、上げ下ろしの出来る階段がしつらえていた可能性がある。 その上の部屋に龍馬が居ただろう。これは二階に上がった写真ではなくて、別に竜馬の部屋が作られてていた。 「今さっき、高知市内を歩いて来たのですが、ホントに昔の古い家がないですね」 「大空襲で一面焼け野原になって、家どころか文献もあまり残ってないのよ」 「道路は昔と比べてどうだったんですか」 「電車通りは、都市整備で道路を広げたけど、あとは昔のままだと思うわよ」 「普通城下町というのは、防備のためにかなり入り組んでいると思うのですが、はりまや町などは、なんか碁盤の目みたいだったんですが」 「そうかもしれない。山内の殿様が城下町を作る時に、馬の速駆けをしたいというので、県庁前の通りはなどは真っ直ぐに作ったみたいよ」 そうなんだ。とりあえず、道だけは、江戸時代を偲びながら歩けばいいということがわかった。 駅前から路面電車で、この旅で1番行きたかった博物館、自由民権記念館に向かう。 ここで8冊ほど本を買った。以降、もう少し本を読み込んで記事を書きたいので、レポートを暫く休みます。
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最終更新日
2016年09月05日 18時22分29秒
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