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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
今更ですが、6月に観た映画を紹介します。8作品でした。二回に分けて。
「コンフィデンスマンJP」 誰が最後に勝つかではなく、どう騙すか、が問われる作品。惜しかった。おかしいと思っていたのに!伏線を疑っていた場面を物語が進むにつれてつい忘れてしまった。「みんな見事に騙されたでしょ!」 結局これが長澤まさみの代表作品になるだろうか?ちょっとかわいそうだ。 (ストーリー) 詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、欲にまみれた者たちから大金をだまし取ってきた。香港の裏社会を牛耳る女帝ラン・リウ(竹内結子)を新たなターゲットに定めた三人は、彼女が持っているはずのパープルダイヤを奪うために香港に行く。なかなかランに近づけずに苦戦する中、天才詐欺師のジェシー(三浦春馬)が同じく彼女を狙っていることがわかり、さらにダー子に恨みを抱くヤクザの赤星栄介(江口洋介)が不穏な動きを見せる。 (キャスト) 長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、織田梨沙、瀧川英次、マイケル・キダ、前田敦子、佐津川愛美、岡田義徳、桜井ユキ、生瀬勝久、山口紗弥加、小池徹平、佐藤隆太、吉瀬美智子、石黒賢、竹内結子、三浦春馬、江口洋介 (スタッフ) 監督:田中亮 脚本:古沢良太 音楽:fox capture plan 主題歌:Official髭男dism 上映時間116分 2019年6月2日 ムービックス倉敷 ★★★★ 「風と共に去りぬ(午前10時からの映画祭)」 もう「午前10時からのー」でだけでも、3回目の鑑賞。それ以外を数えると何回見たかわからない。ひとえにマイルを貯めるためなのだが、それでもいったん見始めると、正味4時間最後までほとんど寝ずに観てしまうのは、我ながら不思議だ。 改めて、究極のメロドラマだと思う。前半こそはスカーレット視点で物語が進むが、後半は4人平等に視点が変わる。特にレットバトラーの視点が多くなり、彼のミスで2人も子供を殺してしまっているのは、前半の万能選手的な扱いからいえば彼らしくないといえばいいのか、より人間味が増したといえばいいのか。それにしてもレットは、スカーレットの涙を拭くために3回もハンカチを胸ポケットから取り出す。無頼派を気取っているレットだが、ハンカチをそんな風に常備できる男なんて、現代ではもはや絶滅種だろう。 CGがない時代のセット撮影を存分に楽しめる映画。何度か出てくるし、ポスターにも使われているタラの夕焼けは、ホントの夕焼けなのか?それとも絵画なのか?大画面で観ても分からなかった。誰か知っている人は教えて欲しい。本物だとすれば、どのくらい撮影待ちをしたのか気になるし、絵画なのだとしたら、ほとんど芸術! もう「10時からの」も終わるし、これが映画館で観る最後かもしれない。著者を代えて続編が出版されているらしいが、とうとう読んでみたくなった。←しかし、レビュアーのあまりもの酷評に、やはり読む気が失せた。 2019年6月6日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★ 「長いお別れ」 中野量太監督なので、もっとドラマチックな展開かと思いきや、まるで是枝監督のような展開。それはそれで中野監督のもう一つの一面なのだろう。普通のドラマならば、動物園場面で終わらせるところだけど、その2年後の話を描くことで、ドラマを見せたいのではない、ゆっくりと家族がお互いお別れをしたのを描きたかったのが判る。 病状の判断、距離の取り方、デイサービスの利用、ヘルパー・ショートステイの利用など、現代介護状況を余すことなく描く。 蒼井優と竹内結子は中島京子の分身だ。遠距離と家族問題で悩む竹内と仕事と恋人との関係で悩む蒼井。それでも、現代の介護をつかいながら、最初からきちんと病状を理解して、最も普通の70歳発症アルツハイマーお父さんの病状を見せてくれた。たいへんだけど、決して不幸ではない。と言うことを見せる、それなりの意義のある作品。「湯を沸かすほどの熱い愛」ほどの傑作ではない。 (見どころ) 直木賞作家・中島京子の実体験に基づく小説を、『湯を沸かすほどの熱い愛』などの中野量太監督が映画化。認知症の影響で徐々に記憶を失っていく父と、彼と向き合う家族を描く。認知症の父を『モリのいる場所』などの山崎努、家族を『彼女がその名を知らない鳥たち』などの蒼井優、『春の雪』などの竹内結子、『ゆずの葉ゆれて』などの松原智恵子が演じるほか、北村有起哉、中村倫也らが共演。 (あらすじ) 2007年、父・昇平(山崎努)の70歳の誕生日で久々に帰省した長女の麻里(竹内結子)と次女の芙美(蒼井優)は、厳格な父が認知症になったことを知る。2009年、芙美はワゴン車でランチ販売をしていたが、売り上げは伸びなかった。麻里は夏休みを利用し、息子の崇と一緒に実家へ戻ってくる。昇平の認知症は進行していて、「帰る」と言って家を出る頻度が高くなっていた。 2019年6月6日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★ 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」 監督は、日本のゴジラ映画のファンらしく、ゴジラやモスラの主題歌も編曲しながら使っているし、ゴジラが神に近い存在だということも描いている。 けれども、ハリウッドはどうしても家族の話を大きな軸に据えないといけないらしい。それでどうしても違和感を覚える。この話で無理矢理入れなくてもいいでしょ? キングギドラやラドン、モスラの造形は素晴らしいのだけど、なんかB級映画感が拭えない。 この地球的な未曾有な話をたった130分少々で終わらせてしまうのですか?本来地球政府ができるとか、いろんな人類側のドラマがあるんじゃないですか?そもそも未確認生物特務機関モナークって何?何処から金が出ているの?そういうツッコミを入れるときりがないくらいいろんなところが謎の作品。 決定的なのは、ゴジラが神々しくないということ。 (ストーリー) 神話の時代に生息していた怪獣のモスラ、ラドン、キングギドラが復活する。彼らとゴジラとの戦いを食い止め世界の破滅を防ごうと、生物学者の芹沢(渡辺謙)やヴィヴィアン(サリー・ホーキンス)、考古人類学者のアイリーン(チャン・ツィイー)らが所属する、未確認生物特務機関モナークが動き出す。 (キャスト) カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー、(日本語吹き替え)、芦田愛菜、木村佳乃、田中圭 (スタッフ) 監督・脚本:マイケル・ドハティ 脚本:ザック・シールズ エグゼクティブプロデューサー:バリー・H・ウォルドマン、ザック・シールズ、坂野義光、奥平謙二 2019年6月8日 ムービックス倉敷 ★★★★
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最終更新日
2019年07月27日 10時54分38秒
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