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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
第四弾です。一月に観た作品は16と書きましたが、15の間違いでした。次回三作品で締めます。
「カイジ ファイナルゲーム 」 2020年の後、超不況に陥った日本にはものすごいインフレが起こり、350ビールが1000円になっていた。政府は慢性赤字を解消すべく、預金封鎖、新札発行を目論み、1500兆円という国民の預金の分捕りを計画していた。それを阻止するために、カイジに白羽の矢が立つ。ギャンブルで500億円のお金を倍化して、新札発行を阻止しようというのである。 ストーリーラインは無茶苦茶だけど、郵政民営化含んで、ちょっと現代を批判した部分もある。 最後のカイジ(とは言っても今回初めて見たのだが)は、何と政府に相対する。うーむ、国民の全員のために動くなんてカイジらしくない。これで終わってよかった。 最後に一文無しになるのはお約束。 (ストーリー) 2020年、国を挙げて盛大に開かれた東京オリンピックの終了を機に、この国の景気は恐ろしい速さで失速していった。 今この国では、金を持つ強者だけが生き残り、金のない弱者は簡単に踏みつぶされ、身を寄せ合うことで何とか今を生きていた―。 自堕落な生活を送っていたカイジは、派遣会社からクズと罵られ、薄っぺらい給料袋を手渡される。憤りを感じながらも一缶千円に値上がりしたビールを買うかどうか迷っていた。「久しぶりだね、カイジくん」「ハンチョウ?」声をかけてきたのはスーツに身を包んだ大槻だった。帝愛グループ企業のひとつを任される社長に出世したという。 監督 佐藤東弥 出演 藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎 [上映時間:128分 ] フリーパスポート第22作目 2020年1月13日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★ 「ジョジョ・ラビット」 1944年秋、ヒトラーユーゲントの合宿に勇躍して参加する冒頭場面に、ビートルズの歌が被さる。あゝこれはリアルじゃない、と了解する。当時のヒトラーに熱狂している写真が被さる。まるで、現代のポピュリズムを戯画化しているかのようだ。 10歳の子供から見たら、こういう世界に見える。過去は冷静に見えるから、その背後の狂気も我々は笑うことができるけど、同時代に起きれば、おそらく真面目に取り組まれる。 10歳の子供から見た、曇りのない世界が、教育洗脳の恐ろしさを背景にしながらも、屋根裏に匿われたエルサのお陰で、ギリギリのところで回避される。また、密かにジョジョのお母さんが好きだった大尉の機転のお陰で回避される。 ラストのリルケの詩が、感動的だ。 全てを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない (ストーリー) 第二次世界大戦下のドイツ。10歳の少年ジョジョは、空想上の友達であるアドルフ・ヒトラーの助けを借りて、青少年集団ヒトラー・ユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、心優しいジョジョは、訓練でウサギを殺せず、教官から<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名をつけられる。そんな中、ジョジョは母親と二人で暮らす家の隠し部屋に、ユダヤ人の少女エルサが匿われていることに気づく。やがてジョジョは皮肉屋のアドルフの目を気にしながらも、強く勇敢なエルサに惹かれていく―。 監督 タイカ・ワイティティ 出演 ローマン・グリフィン・デイビス、トーマシン・マッケンジー、レベル・ウィルソン、スティーブン・マーチャント、アルフィー・アレン、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン [上映時間:109分 ] 2020年1月19日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★★ 「ラストレター」 「岩井俊二ほどロマンチックな作家を僕は知らない」というキャッチコピーを新内誠に言わせたのは、「君の名は。」でキュンキュンさせた世代が、四年経って大人の女性になって、その世代にキュンキュンさせたかったからに違いないと踏んでいた。 その私の予測は、当たっていたとも言えるし、外れたとも言える。 当たっている部分は、手紙の復権、SFを介さない20数年の時を飛び越える過去との交叉でラブストーリーを作っていた事。老いらくの恋のキュンキュンがあった事。 当たっていなかったところは、予告CMから妹が姉に代わって手紙を出していたのは、高校時代だと思っていたので、ラブコメ漫画の王道をいくのかと予想していたら、それが見事に外れた事。思ったよりも、ドロドロとした部分を見せた事。 福山雅治は感心しなかったが、松たか子は良かった。それとゲスの男を演じた豊川悦司が、良かった。 美しい仙台の風景をスクリーンに描き止めた佳作である。 (ストーリー) 夫と子供と暮らす岸辺野裕里(松たか子)は、姉の未咲の葬儀で未咲の娘・鮎美(広瀬すず)と再会する。鮎美は心の整理がついておらず、母が残した手紙を読むことができなかった。裕里は未咲の同窓会で姉の死を伝えようとするが、未咲の同級生たちに未咲本人と勘違いされる。そして裕里は、初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山雅治)と連絡先を交換し、彼に手紙を送る。 (キャスト) 松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、小室等、水越けいこ、木内みどり、鈴木慶一、豊川悦司、中山美穂、神木隆之介、福山雅治 (スタッフ) 監督・原作・脚本・編集・共同製作:岩井俊二 音楽:小林武史 主題歌:森七菜 製作:市川南 共同製作:千葉伸大、杉田成道、村松俊亮、宮崎伸夫、広田勝己、森田圭、舛田淳、長谷川晋一、永田勝美、吉川英作、林誠、石垣裕之、田中祐介 エグゼクティブプロデューサー:山内章弘 企画・プロデュース:川村元気 1月25日(土) MOVIX倉敷 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月08日 15時39分00秒
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