|
テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
12月に観た映画の最後の2作並びに2021年のベスト10を発表します!
「マトリックス レザレクションズ」 恐ろしいことに、20年経っても全く同じことを、まるで猫の「デジャヴ」のようにやっていた。反対に言えば、20年前から仮想現実の話を作ろうとしたら、アレ以上のこと(当然少しは変化はある)が出来ないのだということを証明してしまった。 キアヌ・リーヴスもキャリー=アン・モスも、20年の歳だけをとった。それは見事に現れていて、それを記録した作品とも言える。スミスもサイフォスも、代替わりしたのに、である。 STORY ネオ(キアヌ・リーヴス)は自分の生きている世界に違和感を覚え、やがて覚醒する。そして、マトリックスにとらわれているトリニティーを救出するため、さらには人類を救うため、マトリックスと再び戦うべく立ち上がる。 キャスト キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット=スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、プリヤンカー・チョープラ・ジョナス、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティナ・リッチ、(日本語吹き替え版)、小山力也、日野由利加、諏訪部順一、中村悠一、内田真礼、津田健次郎、本田貴子、水樹奈々、間宮康弘、小野大輔 スタッフ 監督:ラナ・ウォシャウスキー 上映時間 148分 2021年12月27日 MOVIX倉敷 ★★★ 「偶然と想像」 必ず、人生にしても、ドラマにしても偶然がドラマツゥルギーを与える。 監督・脚本家の想像が、ドラマをつくるだけでなく、俳優の想像がドラマを創造する。 極限に限定した設定で、終始彼らにそのセリフを喋らせることで、ひとつの世界が出来上がる。 更に観客が、それを解釈してゆく。 何度も観たい! そう思わせる、稀有な作品。 特に女優がいい。 古川琴音が全面に出ているが、玄理、森郁月、占部房子、河井青葉が良い。彼女たちになんらかの賞を挙げたい特に森郁月が良かった。 (解説) 親友同士の他愛のない恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、20年ぶりに再会した女友達… 軽快な物語の始まり、日常対話から一転、鳥肌が立つような緊張感とともに引き出される人間の本性、切り取られる人生の一瞬… 小さな撮影体制でリハーサル・撮影時間を充分に確保し、俳優たちの繊細な表現を丁寧に映した。まるで劇中に流れるシューマンのピアノ曲集『子供の憧憬』のように軽やかかつ精緻で、遊び心に溢れた俳優の演技は必見だ。 日本映画の新時代を感じさせる映画体験が、観るものの心を捉えるだろう。 偶然――それは、人生を大きく静かに揺り動かす 第一話 魔法(よりもっと不確か) 撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。 第二話 扉は開けたままで 作家で教授の瀬川(渋川清彦)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。 第三話 もう一度 高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井青葉)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子とあや。20年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。 2021年12月30日 シネマ・クレール ★★★★ 2021年Best10 1.「シン・エヴァンゲリオン」 2.「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」 3.「コレクティブ 国家の嘘」 4.「デューン 砂の惑星」 5.「すばらしき世界」 6.「花束みたいな恋をした」 7.「サマーフィルムにのって」 8.「グレタ ひとりぼっちの挑戦」 9.「アオラレ」 10.「21ブリッジ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月09日 08時29分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[洋画(12~)] カテゴリの最新記事
|
|