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2008/07/23
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カテゴリ:ポムロール


シャトー・トロタノワ [1997] 赤 750ml CP93

世界中のワインファンを虜にするワインと言えば何と言ってもロマネ・コンティとペトリュスだろう。全く違うタイプのワインだが多くの人に愛され、不思議と悪口を言う人が少ない。

柔らくエレガントでいながら深いコクと複雑さを持ち香水の様な香りを放つピノノワールの代表ロマネ・コンティ、

滋味豊かで、深い深い深海に潜って行く様な奥行きのある、メルロの代表ペトリュス、

違うワインだが多くの共通点もある。長寿であり、若い時には価格なりの実力を示さない事があるが、飲み頃に当たると、人間が作り出した物とは思えない凄い飲み物へと進化する。そして長きに渡って作り手からも、飲み手からも敬愛され、目標となっているワインだ。それだけピノ・ノワールとメルロと言う葡萄には人を引き付ける何かがある。

日本人の多くのワインラヴァーは実際にコート・ドールとポムロールのグランヴァンを愛する人が多い。行きつく先はこのどちらかだという人が圧倒的だろう。

そんな事で、これらのワインは人気があって実力以上に値段が高いのが欠点でもある。ビルゲイツ位のお金持ちならロマネ・コンティやペトリュスを気楽に飲めるだろうが、昨今の天文学的金額は既に食料品の域を越えて、投資の対象かジュエリーの様ですらある。

それでも似た様なワインを飲みたいと思うのは世の常で、そんな時選ぶのが、ポムロールならペトリュスに一番近いのがこのトロタノワだ。ラ・フルールはペトリュスのライバルだし、ルパンもちょいと個性が違う。

トロタノワはオーナーも醸造責任者もスタッフもペトリュスと同じで、その昔は甲乙つけがたいライバルでもあった。畑は多少離れるので土壌は違う、作りも新樽率が低く、メルロー100%でもない、しかし味の個性は似た方向性を向いていると思う。

濃いルビー色、プラムやブラックベリー、トリュフやコーヒーの香り、血液の様な滋味にあふれ、熟成させると官能的ですらある。これらの特徴はペトリュスにもトロタノワにも共通する。

今回フランスワインを代表してメルロのワインを選ぶに当たって迷わず選んだのがこのワインだ。偶々97は以前に沢山買ってストックしてある。年に4本は飲んでるワインで特徴は概ねつかんでいる。

結果メルロとはこういう葡萄だと説明するには十分役目を果たしてくれた。実に良い感じに熟成していて、滋味と言う物を感じとっていただけた事と思います。

当日開けた瓶は噛みしめる様に飲める良い状態でした。

パーカー資料より 

シャトー トロタノワ 97 89点


歴史的に、トロタノワはポムロールだけでなく、ボルドー全域でも最も偉大なワインのひとつでる。
トロタノワは1953年以降、ジャン=ピエール・ムエックス社の所有となっているが、このシャトーは人目にはつきにくい(ジャン=ジャック・ムエックスの住まいである )。 このささやかなシャトーのブドウ畑は、粘土と砂礫(されき)の土壌で、ポムロールの教会とカテュソー村の間、ペトリュスの西1km に位置している。このワインは毎年、66%の新樽が使われることを除いてはペトリュスとまったく同じ方法で醸造され、取り扱われている。トロタノワは、世界中のワイン通に高い評価を得ており、高価ではある。しかし、ペトリュスの半額以上の値段で売られることはほとんどない。これは覚えておいて損のない事実だ。(ヴィンテージによっては)偉大なペトリュスに偶然似ているというだけではないワインなのだから。講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』

1997年のトロタノワはクリスティアン・ムエックスにより厳選され、たった2500ケースになった。印象的な構成と凝縮味を持ったこのワインは、ヴィンテージ中で最も長命なワインのひとつになるだろう。濃いルビーから紫色で、黒トリュフ、プラム、プルーン、熟したチェリーの香りのノーズがにおい立つ。口に含むと、傑出した豊かさ、ゆったりとおおらかな口当たり、穏やかなタンニン、秀逸な輪郭(1997年ものに多く見られる特徴ではない)が現われてくる。若いうちに飲まなければならないワインで溢れ返った年に、これこそ本当の長期熟成型ワイン(ヴァン・ドゥ・ガルド)である。飲み頃予想:2004年から2015年 最終試飲月:98年3月  『BORDEAUX ボルドー 第3版』






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Last updated  2008/07/23 04:20:12 AM
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