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テーマ:お値打ちワイン(628)
カテゴリ:ヴォーヌ・ロマネ
残念ですね!!閉じていました。リリース直後は美味しかったのですが・・・ ルジェのエシェゾーは美味しいのですが良い年は閉じるの早いですね。 ワインとしてのスケール感はヴォーヌ・ロマネより上なのは分かるのですが、タンニンもまだ強く、香りも立ちません。 と言う事で次飲むのは5年後かな・・・ 販売店資料より アンリ・ジャイエの兄にあたるジョルジュ・ジャイエ名義のこのエシェゾーの畑は、アンリ・ジャイエ氏の手によるワインでしたが、彼の死後、現在では甥にあたるエマニュエル・ルジェが後を引き継ぎました。 アンリ・ジャイエの兄ジョルジュ・ジャイエの畑の葡萄からエマニュエル・ルジェが造るエシェゾーです。アンリ・ジャイエ時代の物は一度飲んだことがあると思うのですが、何分昔のことで殆ど覚えていません。ニュイ・サン・ジョルジュと同系列のワインです。最近 ルジェの評価も上がっています。一体どんなワインなのか、確認したくて飲んでみました。 13℃前後で抜栓し1時間くらい置く。グラン・クリュグラスに注ぎ、右手でボウルを包むように持ち、左手で口にフタをするようにしてスワリングをし、閉じているワインを開かせながら飲んだ。少し紫色を帯びた沈んだ雰囲気を持つ濃いガーネット色、赤い花、深紅の薔薇、ハイビスカス、菫、カサブランカ、グリオット、プラム、ブラックベリー、ドライラズベリー、イチゴ、カシス、スグリ、山査子、桃、ビターオレンジ、赤身肉、レザー、鞣革、黒胡椒、香菜、丁字、ローズヒップ、ナツメグ、リコリス、オレガノ、タイム、ローズマリー、ミント、桂皮、バニラビーンズ、樽香、コーヒー、シガー、鉄羅漢、トリュフ、腐葉土、森の下草、濡れ落ち葉、湿った土、黒い土、ミネラル、先ず物凄い凝縮感と濃度に圧倒された。様々な花と甘く熟したフルーツのノートがこれでもかといわんばかり、まるで、雨・あられのように押し寄せてくる。機関銃のようにと言った方が適切かもしれないが、余りの勢いに驚倒した。5~6分、花とフルーツしか嗅ぎ取れなかった。もう一度、右手でボウルを包むように持ち、左手で口にフタをするようにしてスワリングをし、10分くらい置いてから飲み始めた。途轍もないスケール感とパワーに混乱させられていたが、時間と共に、方向性と性格がおぼろげながら見え始めた。こんなことを言っては叱られるしれないが、先に飲んだニュイ・サン・ジョルジュとはクラス・レヴェルが全く違う。肉厚で骨太、がっしりとした輪郭を持ち、とにかく力強いが、ゴツゴツした無骨で野暮ったいようなイメージは全くない。刺々しく鋭角な硬さはなく、驚くほど丸く柔らかい。やがて、果実味の甘さに中に様々な物が見え始めた。どっしりとしたコク・ボディを表現する肉・革系のニュアンス、際限のない複雑さと広がりをもたらす数え切れないくらいのハーブ達、全てを支え、底知れぬ深みと奥行きをみせる土・ミネラル系のニュアンス。2006は一般的に過熟と云われているが、当然の事ながら造り手のより出来上がりは大きく異なる。予想以上に高い酸・ミネラルレヴェルは過熟を抑えたか、巧くコントロールした賜のように思えてならない。これだけのスケール・凝縮感を持ちながら、フルーティーさに溢れ、肉厚で骨太なのに実に柔らかく、エレガント。複雑さと深みはグラン・クリュ故のレヴェルに達し、それでいて、綺麗なアフターと纏まり・バランスを見せる。不思議なくらいに噛み応えがあり、粘度が高く、果実味では山査子、ハーブ系ではリコリス、土・ミネラル系では鉄羅漢にトリュフが特徴的だ。まだ、透明感と軽やかさが出て、澄み渡り昇華するようなアフターには至っていない。が、熟成させることにより、それを見せてくれるだろう。ただ、それまで待てるかが問題だが、熟成後には輝かしい未が待っているだろう。以前 2001 ヴォーヌ・ロマネ・1er・レ・ボーモン MGを飲み、ルジェの品質向上に驚かされたが、今回もそれを再確認することになった。凄いです。 2009.4.11 【ジョルジュ・ジャイエ】とは??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/09/03 04:15:47 AM
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