原泰久「キングダム 73」(集英社) 2024年9月の最後のマンガ便で届きました。
原泰久の「キングダム」(集英社)、第73巻です。69巻でしたか、宜安の戦いで敗北を喫した秦が番吾で、対趙、最終決戦に臨みますが、71巻、72巻と苦戦が続き、本巻で、ついに秦軍、ほぼ、壊滅という大敗北です。趙を率いる名将李牧の快勝でした。
ちなみに、中華統一の野望を夢みている秦王政ですが、この時が始皇十五年、紀元前232年で、紀元前259年生まれの彼は26歳でした。何という若さでしょうね。
歴史を振り返れば、秦王が、最終的には斉を滅ぼして始皇帝を名乗るのは紀元前221年、38歳の時です。まだ、10年以上も後のことなのですよね。
本巻で、恐るべき才能を披歴した趙の将軍李牧にも、この後、恐るべき悲劇の結末が待ち構えています。そのあたりを、このマンガがどう描くのかかなり楽しみですね。
で、本巻の山場は、大敗北を喫した秦が、丞相昌平君の献言で、法治国家としての基礎を「戸籍」制度に置きなおし、国勢の再確認ですね。で、軍制の改革に着手したことですね。
で、中華統一の第1歩の矛先を「韓」に向けなおしたことです。魏ではなく韓です。面白いですねえ(笑)。 これが、所謂「戦国の七雄」の地図ですが、この日から斉を滅ぼすまでの10年、キングダムのドラマはまだまだ続きます。大変ですね(笑)。
追記
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