6858595 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

再出発日記

再出発日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カテゴリ

お気に入りブログ

源氏物語の紫式部日… New! Photo USMさん

『宮本常一 伝書鳩… New! Mドングリさん

陰陽師0(ゼロ)★安… New! 天地 はるなさん

週刊 マンガ便 石… New! シマクマ君さん

韓国旅行2024春旅3… New! suzu1318さん

カレンダー

2016年10月08日
XML
カテゴリ:洋画(12~)
9月に観た映画の中盤4作品です。佳作ばかりでした。


「太陽の蓋」

原発事故が起きた時に、不謹慎にも「あと5年位内に、これをテーマにした一大エンタメ映画ができるはずだ」と思った。原発事故で何が起きたのか。当時はもちろんのこと、現代に至るまで、ほとんど知らされていなかったためである。その反面、ベントの開放や、消防士による水の注入、自衛隊の水の散布など、派手目で、ホントはどんな危険があったのか、未だにわかっていない「英雄伝」はあったはずなのに、日本では一人も英雄が出ていないのである。

予想はほとんど外れて、僅かにこの映画が出来たことで少し当たったことになった。確かに5年以内に映画は出来た。しかし、全てのテレビ局は一切宣伝していない、インディーズ系のひっそりとした上映で始まった。しかも拡大公開されそうにもない。これが日本人の民度なのだ。坂下元首相補佐官が「新聞も書きたいことしか書かない」と恨み節を言っているが、途中で言葉を瞑る。それも含めて日本人の民度なのだ。

国民のどれほどが、第四号機がメルトダウンすれば、東京を含めた関東が全滅すると知っていただろうか。その一歩手前までいったことを知っていただろうか。そのことを伏せたままここまで来た責任はいったいどんな政治家にあったのか、それとも経済人にあったのか、それさえも明らかにされていない。太陽の蓋をコントロール出来なくて、そして今もコントロール出来ていない。

国民のどれほどが、第一原発が爆発した時に、官邸が一時間前の映像だということを知っただろうか。首相が東京電力に行った時に、初めて映像でリアルタイムで東京電力が現場と繋がっていることを知った、と知っているだろうか。

情報の遅れは確かにあった。しかしだから対応が間違ったとまでは、誰も言えない。

「シン・ゴジラ」のテンポで作れば、この1・5倍の情報量と緊密したドラマが作れるかもしれない。しかし、今はこの貴重な作品は一人でも多くの人が見て欲しいとも思う。

(解説)
東日本大震災を題材にしたドキュメンタリードラマ。東日本大震災とそれによる福島第一原子力発電所事故が発生した2011年3月11日からの5日間を、首相官邸内で対応に当たった者たちと東京・福島の人々を対比させて映す。監督は、テレビドラマ「マジすか学園」シリーズなどの佐藤太。『死んだらゲームをすればいい』などの北村有起哉、『マリアの乳房』などの大西信満、『ディアーディアー』などの中村ゆり、三田村邦彦、菅田俊らが結集する。あの未曽有の危機の中、何が起きていたのかに注目。
(ストーリー)
2011年3月11日、午後2時46分。東日本大震災が発生し、その影響を受けて福島第一原子力発電所で事故が起きる。日本全国が大混乱に陥り、さまざまな情報が錯綜する中、菅直人首相(三田村邦彦)らの官邸内での様子と原発事故を追う新聞記者・鍋島(北村有起哉)は、情報収集に奔走する。やがて、首相や内閣官房長官・枝野幸男(菅原大吉)、内閣官房副長官・福山哲郎(神尾佑)、内閣総理大臣補佐官・寺田学(青山草太)といった官邸中枢の動きが浮かび上がってくるが……。

2016年9月15日
シネマ・クレール
★★★★


「スーサイド・スクワッド」
思ったよりも、アンチ・ヒーローしてはいたが、それでもやはりアメリカのために頑張る運命は変わらない。

ジョーカーがあまり魅力ないのと、恋の力とはいえ、ハーレイ・クィーンがあまりにも魅力的で、ちょっとアンバランス。

(解説)
世界崩壊の危機が到来。政府は、最強のスナイパーであるデッドショット(ウィル・スミス)や、ジョーカー(ジャレッド・レトー)に夢中のハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。命令に背いた者、任務に失敗した者には、自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む。
■ 解説
DCコミックスに登場する悪役がそろい、危険な任務に挑む部隊“スーサイド・スクワッド”を結成して悪対悪のバトルを繰り広げるアクション。悪役の中でも人気抜群の『バットマン』シリーズのジョーカーをはじめ、アンチヒーローたちが減刑と引き換えに作品の垣根を越えて共に任務に挑むさまを描く。出演は、ウィル・スミス、ジャレッド・レトーら。メガホンを取るのは、『エンド・オブ・ウォッチ』『フューリー』などのデヴィッド・エアー。強烈な個性やビジュアルを持つ悪役たちのぶつかり合いに期待が高まる。
■ キャスト
ウィル・スミス、ジャレッド・レトー、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、アイク・バリンホルツ、スコット・イーストウッド、カーラ・デルヴィーニュ、アダム・ビーチ、福原かれん
■ スタッフ
監督・脚本: デヴィッド・エアー
2016年9月20日
Movix倉敷
★★★★


「ハドソン川の奇跡」
いつも時系列に沿って淡々と物語を進めるイーストウッド監督なのに、今回は時間が行ったり来たりする。それだけ記憶に新しい誰でも知っている事件を扱っている事の証しなのだろう。当然、それでもサプライズを用意する。そこから、見えてくるニューヨーカーたちの自らの仕事への「誇り」。それはやっぱりイーストウッド監督の世界だった。

■ あらすじ
2009年1月15日、真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、いつものように操縦席へ向かう。飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまう。このまま墜落すれば、乗客はおろか、ニューヨーク市民にも甚大な被害が及ぶ状況で彼が下した決断は、ハドソン川への着水だった。
■ 解説
俳優としても監督としても著名なクリント・イーストウッド監督と、名優トム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ。2009年1月15日、突然の全エンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故のてん末に迫る。『サンキュー・スモーキング』などのアーロン・エッカートらが共演。機長の手記を基に描かれる、奇跡の脱出劇の背後に隠された真実に言葉を失う。
■ キャスト
トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー、ジェフ・コーバー、オータム・リーサー、サム・ハンティントン、クリス・バウアー、ジェリー・フェレーラ、ホルト・マッキャラニー、マックス・アドラー、ヴァレリー・マハフェイ
■ スタッフ
監督: クリント・イーストウッド
製作: フランク・マーシャル

2016年9月27日
Movix倉敷
★★★★


「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」

共産主義者ならば「非米活動」をしているはずだ、という差別と偏見は、黒人差別やゲイへの差別と同様に、アメリカという国が根強く持っている負の側面である。戦前の黒人差別を乗り越えた映画は1980年代に、ゲイは1990年代に、そして戦後の黒人差別やマッカシー問題は、2000年代にやっと描き出した。差別した本人が死ぬまで、どうやらアメリカは描かないらしい。反対にいえば、40ー50年経てば描くのである。この辺りがすごい。さて、日本はどうか。未だに戦後のレッドパージをモデルにした作品は描かれない。なんでもアメリカを真似する日本ならば、せめてこれくらいは真似して欲しい。

トランボは、戦いの戦略や、引く時には引く戦略など、頭のいい人だったとつくづく思う。最後の演説は、ブラックリストによって、失業、自殺などにあった何千人もの人たちの想いを代弁したものであり、エンタメから離れてしまったが、脚本的にはマイナスだったが、非常に良かった。
(解説)
『ローマの休日』『ジョニーは戦場へ行った』などの名作を手掛けてきた脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記映画。東西冷戦下のアメリカで起きた赤狩りにより映画界から追放されながらも偽名で執筆を続けたトランボを、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズなどのブライアン・クランストンが演じる。共演は『運命の女』などのダイアン・レイン、『SOMEWHERE』などのエル・ファニング、オスカー女優ヘレン・ミレンら。監督を、『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズなどのジェイ・ローチが務める。
(ストーリー)
『恋愛手帖』で第13回アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、着実にキャリアを積んできたダルトン・トランボ(ブライアン・クランストン)。しかし、第2次世界大戦後の冷戦下に起きた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒否したことで投獄されてしまう。釈放後、彼は偽名で執筆を続け、『ローマの休日』をはじめ数々の傑作を世に送り出す。
2016年9月22日
シネマ・クレール
★★★★





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年10月08日 10時42分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[洋画(12~)] カテゴリの最新記事


キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

永田誠@ Re:アーカイブス加藤周一の映像 1(02/13) いまはデイリーモーションに移りました。 …
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
生まれる前@ Re:バージンブルース(11/04) いい風景です。 万引きで逃げ回るなんて…
aki@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) 日本有事と急がれる改憲、大変恐縮とは存…
北村隆志@ Re:書評 加藤周一の「雑種文化」(01/18) 初めまして。加藤周一HPのリンクからお邪…
ななし@ Re:「消されたマンガ」表現の自由とは(04/30) 2012年に発表された『未病』は?
ポンボ@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) お元気ですか? 心配致しております。 お…
むちゃばあ@ Re:そのとき 小森香子詩選集(08/11) はじめまして むちゃばあと申します 昨日…
KUMA0504@ Re[1]:書評「どっちがどっち まぎらわしい生きものたち」(02/26) はんらさんへ 今気がつきました。ごめんな…

バックナンバー

・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月
・2024年01月
・2023年12月
・2023年11月
・2023年10月
・2023年09月

© Rakuten Group, Inc.