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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
次の三作品。ごめんなさい、「三回に分けて紹介する」と書いたけど、計算間違っていました。あと一回三作品を紹介します。 「ヴェノム」 マーベルの映画には、いつもおまけ映像がつくのだけど、今回のに限って言えば1番よくわからないものだった。そもそもヴェノムって、スパイダーマンの宿敵らしいけど、あれじゃ敵になりようがない。結局ひねりに捻った続きになるしかない。多くのヒトが敵キャラをゾゾタウンの社長をイメージしたことだろう。案外本質を突いていたりして。 今までのヒーローたちは、一定中産階級以上だった。しかし、今回はスラム街を代表して登場して来た。自ら負け犬だったというヴェノムも、クビを繰り返してきたトム・ハーディのキャラも、その辺りをカバーして、観客の拡大を狙ったのかもしれない。もっとも成功するように思えない。 (ストーリー) ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団が人体実験を行っており、死者が出ているといううわさを聞きつける。正義感にかられ、真相を突き止めようと調査を始めた彼は被験者と接触したために、地球外生命体のシンビオートに寄生される。 (キャスト) トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ、リード・スコット、(日本語吹き替え)、中村獅童、中川翔子、諏訪部順一 (スタッフ) 監督:ルーベン・フライシャー 脚本:スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー、ケリー・マーセル、ウィル・ビール 2018年11月7日 Movix倉敷 ★★★
「かみいさん」 岡山映画祭で「かみいさん」鑑賞。現役美容師の桑田浩一が監督。郷里の児島を舞台に、高校生のサトルが、インターシップで美容室の仕事を体験、次第と生涯の仕事にする決心をするというそれだけの1時間ほどの物語だ。 監督は仕事が休みの毎週月曜日だけ撮影。しかし、主要俳優は、母親役に元アナウンサーの橋本昌子さん、マサルに石原響、店長に「毎週高速バスで地球一周くらい走った」という大滝明利さん、介護施設のお客様に元ウルトラマンAの星光子さんなどを配し、地元の俳優八木景子(美容師の仕事の魅力を語る場面は説得力あった)、美容師受付にRSKで釣り番組レギュラーの福井柑奈などが出ている。よって、地元民を使った演技は少したどたどしいけど、俳優の演技にわりと大きな破綻はない。 冒頭、野崎家旧宅でロケした、嫁入りでお嫁行列に出る前の髪結い場面、きちんと商業映画の水準になって居た。掴みはOKだったと思う。 ただし、この場面でこのセリフは少し不自然だったり、間がおかしいという場面はあり、商業ベースに載せるのはむつかしいような気がする。私は脚本と編集は、まだ課題があると思う。 「聖地になって欲しい」と監督が話す堤防の場面(クジラ山の話、)や、倉敷シルバーセンターからの絶景とか、(個人的には水島工業地帯の夜景が美しく見える場面)住人にしかわからない、児島の隠れた絶景、見どころをポイントポイントで数多く出していて嬉しかった。児島市史編纂室が「資料として残せると」、言ってくれたらしい。監督も意識して、いわゆる観光名所を外したらしい(瀬戸大橋は出てこない)。 終わった後の出演者、監督のトークで、星光子さんが見事に映画の魅力を整理していた。 (1)美容師の仕事の魅力を紹介 (2)夢を実現するということを青年の成長を通して描いた (3)監督は児島が大好き。児島の魅力がいっぱい。 シネマ・クレールに出すのは躊躇するが、是非あと一本見てみたい気がする。 もちろん、素人映画ではない。お金をとっても良い映画だ。でも、採算がとれるかどうかには、疑問符がつく。 2018年11月18日 オリエント美術館 ★★★ 「タリーと私の秘密の時間」 シャーリーズ・セロン様の役作りは完璧です。この完璧主義が時には、彼女の重荷にもなっていたのかもしれないなぁ、とファンとしては少し反省する作品でした。 時にはスキンヘッドで片腕まで無くしてギリギリのアクションを挑み、時にはモンスター級の醜女にもなる。時には絶世の美女だけど、超冷たい女にもなる。それでも、スクリーンにセロン様が出てくれば間違うことはない。チラシの写真がいくら違っていて、これが出演映画とは一週間前までは気がつかなかったとしても、スクリーンで観れば紛うことなき、どんなに18キロ増量してデブデフになっても、セロン様である。 まさかの結末だったけど、少し⁇がつく設定はあるけど、まあお母さんて大変、と男としては思うしかない。 (ストーリー&解説) マーロ(シャーリーズ・セロン)は大きなお腹を抱え、娘サラ(リア・フランクランド)と息子ジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)の世話に追われていた。聞き分けのいいサラと違い、落ち着きがないジョナのおかげでマーロは何度も小学校から呼び出される。夫ドリュー(ロン・リヴィングストン)は優しいが、家のことはマーロ一人に任されていた。『ヤング≒アダルト』のジェイソン・ライトマン監督と脚本のディアブロ・コディ、オスカー女優シャーリーズ・セロンが再び組んだ人間ドラマ。 2018年11月18日 シネマ・クレール ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月12日 19時59分29秒
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