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再出発日記

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2018年06月09日
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カテゴリ:洋画(12~)
5月鑑賞作品の後半です。



「孤狼の血」
東映ヤクザ映画の復活というのはウソで、語りが似ているだけであとは白石和彌監督らしい作品。
昭和の時代だからやれた、暴対法成立以前だからやれた、かもしれない昔の警察の清濁あわせた捜査を、役所広司と松坂桃李というふたつの眼で見せる。呉の町の昭和部分を見事に映し出し、郷愁も誘う事に成功している。
大上を惨めに殺したのは、よかったと思う。日岡のラストの意図がイマイチ伝わらなかった。大上タイプを踏襲するのか、改革するのか?
新人の阿部純子(岡田桃子役)が鮮烈な印象を残す。これ一本で「女優」が誕生したかもしれない。
(解説)
第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚木裕子の警察小説を「彼女がその名を知らない鳥たち」の白石和彌が映画化。暴力団対策法成立直前の昭和63年。広島の呉原で暴力団関連企業の社員が失踪。ベテラン刑事・大上と新人の日岡は事件解決に奔走するが……。出演者には、「三度目の殺人」の役所広司、「不能犯」の松坂桃李、「天空の蜂」の江口洋介、「海よりもまだ深く」の真木よう子ら豪華キャストが顔を揃えている。
(あらすじ )
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島・呉原。いまだに暴力団が割拠するこの土地では、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組と地場の暴力団・尾谷組との抗争の火種が燻り始めていた。そんな中、加古村組関連企業の金融会社社員が失踪。これを殺人事件と睨んだマル暴のベテラン刑事・大上(役所広司)と新人刑事・日岡(松坂桃李)は、事件解決に奔走する。だが、ヤクザ同士の抗争が、正義も愛も金も、全てを呑みこんでゆく……。警察組織の目論み、大上自身に向けられた黒い疑惑、様々な欲望を剥き出しにして、暴力団と警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦が幕を開けようとしていた……。
2018年5月20日
Movix倉敷
★★★★☆
http://www.korou.jp/sp/


「ダンガル きっと、つよくなる」
これがインド映画で興行収入1位を勝ち取ったのは、単なるスポ根ものではなく、意外にも社会派作品だったからだろう。近所の花嫁が娘たちに告白する「花嫁の実態」は、田舎のインドに広くあった。だから、娘たちがこぞって観たのだ。スーパースターの「きっとうまくゆく」と彼とはとうてい思えない役づくりも、よかった。冒頭の、実況中継に合わせた対決場面などいたるところにアイディアもある。三曲だけだけど、なかなか心に残るスコアもあって、ボリウッド映画としても成立している。
ただ、やはりあまりにもあからさまな敵方コーチをつくるなど、話を作りすぎているところもある。まあ、楽しむための映画なので、これくらいでもいいだろう、と思えば合格点の作品だった。
てっきりオリンピックの女子レスリングで金メダルとったのかと思ったけど、インドの実力はまだまだみたいです。でも日本はそろそろ危ないよ。
(解説)
父の夢をまとった姉妹が
レスリングで世界に羽ばたく
壮大な逆転サクセス・ストーリー
インド映画の世界興収歴代第1位の座を奪取し、中国では『君の名は。』の記録のダブルスコアとなるモンスター級のヒットを樹立、今も各国で記録を更新中の話題の大興奮作。
圧巻の面白さと感動で人々の心をわしづかみにしたのは、レスリング一直線の熱血パパと2人の娘たちの実話。「巨人の星」の星一徹ばりの過酷な特訓を強いるパパに、「猛烈すぎる!」と驚いた観客も、因習、悪徳コーチ、挫折、世界の壁……いくつもの限界を、娘を支えながら共にブチ破っていくその姿に魂を燃やされる。やがて彼の真の目的が明かされた時、観る者の涙腺は決壊、クライマックス30分は爽快な涙が止まらない。
 レスリングの国内チャンピオンになったものの、生活のために引退したマハヴィルは、金メダルの夢を息子に託すはずだったが、授かったのは、娘、娘、娘、娘──。やむなく夢は諦めたが、十数年後にケンカで男の子をボコボコにした長女ギータと次女バビータの格闘センスに希望を見出し、翌日から2人を鍛え始める。男物の服を着せ、髪を切り……暴走するマハヴィルの指導を見た町の人々は一家を笑い者にするが、父の信念は曲がらない。やがて2人は目覚ましい才能を開花させ始める──。
 頑固一徹なパパに扮するのは、公開時にインドで歴代興行成績を塗り替え、日本でも大ヒットを記録した『きっと、うまくいく』のアーミル・カーン。50本を超える作品に出演し、国内外で数々の権威ある賞に輝くインドの国民的スターだ。
ギータとバビータの子供時代と成長してからを演じる4人は、厳正な健康チェックを含むオーディションで選ばれた。父との葛藤に揺れるギータを情感豊かに演じたファーティマー・サナー・シャイクと、家族の絆を取り戻そうとする愛らしいバビータを演じたサニャー・マルホートラは、すべての試合シーンを自分たちで演じている。彼女たちを一流のアスリートかつ女優に育て上げた監督は、ニテーシュ・ティワーリー。
 “ダンガル”とは、インド語でレスリングのこと。広い意味での情熱に溢れたファイターや、人間の尊厳も表し、闘い続ける者たちを称える言葉でもある。父から受け継いだ夢をまとい、姉妹がレスリングで世界へと羽ばたく壮大な逆転サクセス・ストーリーにして、全ての夢追い人へ贈る最高のエールが誕生した。
(ストーリー)
レスリングを愛しすぎた男、いつか息子を金メダリストに。
しかし、うちには娘しかいない——。そうだ!
誰よりもレスリングを愛し、インドの国内チャンピオンにまで上りつめたが、生活のために引退したマハヴィル(アーミル・カーン)。母国に初の金メダルをもたらす夢は、まだ見ぬ息子に託した。ところが、待望の第一子は女の子。町の人々から伝授された“男の子を作る方法”を全て試しても、2人目も3人目も……なんと4人目も女の子。やむなくマハヴィルは夢を諦める。
 それから十数年後、長女ギータと次女バビータが、悪口を言う男の子をボコボコにし、マハヴィルは2人を叱るどころか歓喜する。娘たちの格闘DNAを信じたマハヴィルは、止める妻を試しに1年間と説得する。
 男物のTシャツと短パン姿で走らされ、お菓子もスパイス料理も禁止、ゲームやお出かけもなし。毎朝5時からの厳しい肉体改造が始まった。だが、女の子がレスリングなんてあり得ないと、一家はたちまち町の笑い者に。レスリング場の使用も断られ、マハヴィルは土のリングを作り、甥のオムカルに娘たちの練習相手をさせる。
 体力も気力も限界に達したギータとバビータは父親にやめさせてと懇願するが、許されるどころか髪を短く刈り込まれてしまう。ある夜、父に内緒で友達の結婚パーティに出掛けると、すぐにバレて激怒される。「あんな父親、要らない」と涙ぐむ姉妹に、意外にも花嫁が「いい父親よ」と諭す。幼い娘に家事を押し付け、14歳になったら顔も知らない男に嫁に出す自分の親と違って、マハヴィルは娘の未来のためを想っているというのだ。
 心を打たれた2人は翌朝から特訓に励み、才能は急速に開花していく。ギータがオムカルに勝った翌日、マハヴィルはギータを男子のレスリング大会へ連れて行く。
最初は断られるが、話題になるとふんだ主催者に許可されて出場、ギータは破れたものの善戦し、拍手喝采を浴びる。その敗戦がギータの闘志に火をつけ、驚異の快進撃が始まった! やがてバビータも参戦、2人は男を投げ飛ばす少女としてたちまち人気者になっていく。
いよいよ次は全国大会。男を負かしてきたギータに敵はいない。サブ・ジュニア、ジュニアと優勝し、さらに成長してシニアの全国チャンピオンを獲得、町の人々にも英雄として迎えられる。「ついに夢が叶ったね」と喜ぶオムカルに、「まだだ」と答えるマハヴィル。「俺の夢はお前が国際大会で金メダルを取った時に叶う」という父の言葉に、ギータはしっかりと肯くのだった。
 インド代表となったことで、国立スポーツ・アカデミーに入団するために、家族のもとを離れるギータ。そこで彼女を待っていたのは、外食やおしゃれもできる自由な生活と、「父親の教えは一切忘れろ」というコーチからの指導だったーー。
多くの人に伝えたい、
女の子を尊重したインドの一家の実話 姉妹のキャスティング=
レスリング選手の育成?! リサーチを重ねて得た事実に
ユーモアを盛り込んだ脚本 70キロ→97キロ→70キロ!
名優史上最難関の肉体改造 インドの大スターにしてヒットメーカーが
主演&プロデュース
国宝級スター、アーミル・カーンの
すごさがわかる世界制覇作品
松岡 環
アジア映画研究者
 インド人観客は、アーミル・カーン主演作の公開を毎回、特別な感慨を持って迎える。
その理由の一つは、アーミルの主演作が少ないことだ。年に1本、あるかなしかなので、観客はいつも、アーミル作品に対して飢餓状態に置かれている。そこで、「やっと公開か!」となるのである。
 もう一つの理由は、アーミルは出演作を厳選し、演じるにあたっては最大限の努力をする、ということを誰もが知っているからだ。それゆえ、彼の主演作にはハズレがない。観客はそれを確認しに行くだけなのだが、その確認作業こそが観客の至福の時なのである。
 アーミルの「最大限の努力」の中には、演技力だけではなく、極端な肉体改造も含まれる。『きっと、うまくいく』(2009)や『PK ピーケイ』(2014)では、極限まで体重をしぼって、実年齢より20歳も若い大学生役や全裸シーンをこなした。そして『ダンガル きっと、つよくなる』では、今度は何と体重を27㎏増やしたという。一体どんな映画なんだ、と人々はチケットの入手に奔走し、『ダンガル きっと、つよくなる』は2016年12月23日に封切られると即、興収は急上昇、3週間で当時歴代興収第1位だった『PK ピーケイ』を抜いたのである。
 実を言うと、『ダンガル きっと、つよくなる』が公開される半年前に、内容が似通った作品が封切られていた。サルマーン・カーンとアヌシュカー・シャルマー主演の『スルターン』(2016)である。主人公スルターンは女子レスリング選手に一目惚れし、レスリングを始めて結婚後世界選手権金メダル級の選手となるが、誕生直後の息子を亡くしたことで妻とも別居、落ち目となる。数年後、格闘技選手として立ち直った彼は妻との関係も修復、生まれた女の子にレスリングを教え始める、という物語だ。
 『スルターン』は『PK ピーケイ』には及ばなかったものの、歴代4位のヒットとなった。その記憶が薄れぬうちの、『ダンガル きっと、つよくなる』公開である。女子レスリング、父と娘、男児誕生の優位性に疑問を呈したフェミニズム、それに舞台がどちらもハリヤーナー州の田舎町という設定も似通っている。
 ところが蓋を開けてみると、やはりアーミルは強かった。『ダンガル きっと、つよくなる』を見た観客たちは、「逆ライザップ」とでも言うべきアーミルの加齢と共に太っていく肉体に圧倒され、苦虫をかみつぶしたような顔で娘たちを鍛える太鼓腹オヤジ演技に魂を奪われた。さらに、娘たちを演じたフレッシュ・フェイス4人に魅了され、家族の絆が最後に勝利する姿に涙した。そして、「♪ダンガル、ダンガル」と繰り返す力強い主題歌や、トレーニングを強いられた中学生の娘たちがコミカルに歌う「♪やめて父さん、私たち体を壊すわ(直訳:父さん、あなたは健康に有害よ)」は、ヘビロテ・ソングとなったのである。後者は、YouTubeでの再生回数が、全ヴァージョン合わせると軽く1億回を超えた。
 もちろん、公開してみると問題も起きた。実話に基づいた本作で、女子レスリング国家チーム・コーチのモデルとなった人が、「映画は事実に反している」と抗議の声を上げたのだ。だが、そこは映画に脚色が入っていることは皆、百も承知。それもまた話題作りに貢献して、2017年4月28日に『バーフバリ 王の凱旋』が公開されるまで、『ダンガル きっと、つよくなる』はインド国内興収、全世界興収共にインド映画の歴代トップに君臨した。
 『バーフバリ 王の凱旋』公開後は一時トップの座を奪われるが、そこでまた奇蹟が起きる。何と、中国で2017年5月5日に『摔跤吧!爸爸(レスリングして! 父さん)』のタイトルで公開されるとみるみるうちに興収を伸ばし、ついには『バーフバリ 王の凱旋』を抜き去ってしまうのである。それより前、3月24日に『我和我的冠軍女兒(私と私の金メダル娘)』のタイトルで公開された台湾や、8月31日に『打死不離三父女(殺されても離れぬ父と娘2人)』として公開された香港でも好成績を挙げ、かくして『ダンガル きっと、つよくなる』は世界中で最もヒットしたインド映画となった。
 中国の映画市場を制したことは、インド国民にとっては別の意味も持っていた。1947年のインド独立直後は友好関係にあった中印両国は、1962年の中印国境紛争で袂を分かち、敵対関係となる。近年、関係修復が進んではいるが、いまだに中国に対するインド国民の感情は微妙だ。その中国で大ヒットしたのだから、大きなニュースとなったのも当然である。もともと中国では、インド映画はネット視聴を中心によく見られており、中でもアーミル・カーン主演作は人気があるのだが、それでも12億9657万元(約224億円)稼いで2017年中国国内興収第9位となったのは、インド映画初の快挙であった。
 以前、『チェイス!』(2013)の公開時に来日したアーミル・カーンに対して、宣伝会社が「国宝級スター」という表現を使ったことがあったが、まさに今の彼はそのタイトルにふさわしい。すさまじい役者魂を目撃できる、世界制覇の重量級作品である。
アーミル・カーン
マハヴィル
ファーティマー・サナー・シャイク
ギータ 青年期
サニャー・マルホートラ
バビータ 青年期
ザイラー・ワシーム
ギータ 幼少期
スハーニー・
バトナーガル
バビータ 幼少期
サークシー・
タンワル
ダーヤ
アパルシャクティ・
クラーナー
オムカル
監督・脚本:
ニテーシュ・ティワーリー
『Chillar Party』(11・未)で監督デビュー。本作でインド国際映画祭で最優秀児童映画賞、脚本賞を受賞。続く『Bhoothnath Returns』(14・未)もインドで大ヒットを収めた。脚本を務めたコメディ映画『ニュークラスメイト』(16/原題:Nil Battey Sannata)が埼玉SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016で上映され、好評を博した。
2018年5月21日
シネマ・クレール
★★★★
http://gaga.ne.jp/dangal/


「地獄の黙示録(午前10時の映画祭)」
ヘリコプターの音から始まるこの大作。公開時に観た。1980年。大学生だった。見事に寝た。あの音とつぶやくようなセリフ。その見事な催眠効果で、ワルキューレの爆撃場面とプレイボーイ誌ガールの慰問場面とカーツ殺害場面しか覚えていない。
今回も前夜3時間しかねれなかったこともあるのだが、途中何度も意識が飛んだ。けれども、以前よりは遥かによくわかった。カーツの意図したものがなんだったのか?果たして王国を築きたかったのか、ホントは何をしたかったのか?よくわからなかったが、それ以外は、「お偉方たちがしている」ことにみんな反吐を吐きながら、中佐は狂気の爆撃を行い、兵士は無慈悲な殺戮のあと生存者を病院に送ろうとする欺瞞を示し、電飾の橋を守るために無駄な犠牲を出し、至る所に死体が転がる。「地獄だ、恐怖の地獄」という「アメリカ側から見たベトナム戦争」がよく出ていたと思う。やはり、残すべき大作だったと思う。
あの爆撃場面、CG使ってなかったとしたら、どのように撮ったのだろう。
解説
「ゴッドファーザー」シリーズで世界的成功を収めたフランシス・フォード・コッポラ監督が、1979年に発表した傑作戦争映画。ジョゼフ・コンラッドの小説「闇の奥」を原作に、舞台をベトナム戦争下のジャングルに移して戦争の狂気を描き、第32回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。過酷で困難を極めた撮影時のエピソードは伝説的であり、その過程はドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」(91)で描かれている。また、22年後の2001年には、コッポラ自らの再編集で未公開シーンを追加し、50分近く長い「地獄の黙示録 特別完全版」も製作・公開された。サイゴンのホテルに滞在していたアメリカ陸軍のウィラード大尉は、軍上層部からカーツ大佐の暗殺を命じられる。カーツ大佐は任務で訪れたカンボジアのジャングル奥地で勝手に自らの王国を築きあげ、軍から危険人物とみなされていた。ウィラード大尉は部下たちを連れ、哨戒艇で川をさかのぼってカーツ大佐の王国を目指すが、その途中で戦争がもたらした異様な光景を次々と目撃する。日本初公開は80年。2016年にデジタルリマスター版でリバイバル公開される。
キャスト
マーロン・ブランド
カーツ大佐
ロバート・デュバル
キルゴア中佐
マーティン・シーン
ウィラード大尉
デニス・ホッパー
フォト・ジャーナリスト
フレデリック・フォレスト
シェフ
アルバート・ホール
チーフ
サム・ボトムズ
ランス
ラリー・フィッシュバーン
クリーン
G・D・スプラドリン
将軍
ハリソン・フォード
ルーカス大佐
ジェリー・ザイスマー
スコット・グレン
コルビー
ボー・バイヤーズ
ジェームズ・キーン
ケリー・ロッサル
ロン・マックイーン
スタッフ
監督
フランシス・フォード・コッポラ
製作
フランシス・フォード・コッポラ
共同製作
フレッド・ルース
作品データ
原題 Apocalypse Now
製作年 1979年
製作国 アメリカ
配給 boid
日本初公開 1980年2月16日
上映時間 147分
2018年5月24日
TOHOシネマズ岡南
★★★★☆
http://apocalypsenow2016.com/


「のみとり侍」
あまりにもご都合主義的な展開にウンザリする。
前田敦子が、夫に嫉妬する小間物屋の女房を、鬼気迫る迫力でやっていた。私的には、やり過ぎという気がする。でも彼女もすっかり七変化女優になってしまった。そういえば、ここに出てくる俳優全てが七変化。だからウソっぽいのか!
鶴橋康夫監督作品はもう観ない!
(ストーリー)
越後長岡藩士として出世コースを邁進する小林寛之進(阿部寛)は、ある失言から、藩主・忠精(松重豊)の逆鱗に触れ、左遷されてしまう。その左遷先は、猫の"蚤とり"を生業とする貧乏長屋。そこには、旦那の甚兵衛(風間杜夫)と女房のお鈴(大竹しのぶ)、貧しい子供たちに読み書きを教える友之介(斎藤工)が暮らしていた。戸惑う寛之進の初めての猫の"蚤とり"客は、亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)!この運命的な出会いに胸高鳴る寛之進であったが、彼女から浴びせられたのが、この一言。
「この、下手クソが!!!!」
猫の“蚤とり”とは、女性に“愛”をご奉仕する裏稼業であったのだ!
※R15+
監督 鶴橋康夫
出演 阿部寛、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝
2018年5月24日
TOHOシネマズ岡南
★★
http://nomitori.jp/sp/


徹頭徹尾、女の主観・目線で映像と台詞が作られる。もちろん、テロの犯人は許せない。女はネオナチの夫婦を犯人だと確信しているが、それを観る観客は、こういう映像を観せられれば観せられるほど、ホントなのかな、と思わせる効果を産んでいると思う。確かに客観証拠はネオナチだ。しかし、あの女がたまたまあそこに居て、たまたまガレージ資料を作って爆破を仕掛けた第三者がいたとしたら(ネオナチならばなおさらその背後関係が重要である)、あんなラストは良くないと、観客の私は思う。しかし、主人公の女にその言葉は通じないだろう。これは、右翼テロを扱った映画ではなく、復讐の是非を扱った作品なのだとラストまでは思っていた。
ところが、最後のテロップで、想いは千々にみだれる。ドイツにおけるネオナチによるテロの犠牲者の数を述べて、それがすべて外国人だったと伝えるのである。あれはどういう意味なのか。
解説では「ネオナチの連続テロ事件に着想を得た」と書いている。ホントにそうなのだとしたら、もう少し描き方があるようにも思う。
この邦題は、いいと思う。自殺と最後の自殺。ふたつの間に、実はあまり隔たりはなかったのかもしれない。
(解説)
突然、最愛の家族を奪われた女。
絶望の中、彼女がくだす決断とは──。
ドイツ、ハンブルク。カティヤはトルコ系移民であるヌーリと結婚する。かつて、ヌーリは麻薬の売買をしていたが、足を洗い、カティヤとともに真面目に働き、息子ロッコも生まれ、幸せな家庭を築いていた。ある日、ヌーリの事務所の前で白昼に爆弾が爆発し、ヌーリとロッコが犠牲になる。外国人同士の抗争を疑い警察は捜査を進めるが、在住外国人を狙った人種差別主義のドイツ人によるテロであることが判明する。容疑者は逮捕され裁判が始まるが、被害者であるにも関わらず、人種や前科をあげつらい、なかなか思うような結果の出ない裁判にカティヤの心の傷は深まってゆく。愛する人、愛する子供と生きる、ささやかな幸せ。それが一瞬にして壊されてしまった。絶望の中、生きる気力を失いそうになりながら、カティヤがくだす決断とは――。
ドイツ警察の戦後最大の失態と言われるネオナチによる連続テロ事件。初動捜査の見込み誤りから、10年以上も逮捕が遅れ、その間、犯人は殺人やテロ、強盗を繰り返した。それらの実際の事件に着想を得て『女は二度決断する』は生まれた。理不尽な暴力により、愛する家族を奪われたあるひとりの女性が、捜査や裁判の過程によって更に心を引き裂かれる。もしも自分の家族に突然悲劇が起きたならば、そのときにどうするのか? これ以上ない悲しみを湛えて迎える衝撃的な結末は、すべての人の心を強く揺さぶる。
ゴールデングローブ賞 外国語映画賞、
カンヌ主演女優賞受賞!
ダイアン・クルーガーが最高の演技を魅せる、
名匠ファティ・アキン監督最新作。
ゴールデングローブ賞授賞式。驚きと感激を隠せないダイアン・クルーガーとファティ・アキン監督が壇上にいた。数々の強豪を打ち破り、外国語映画賞を受賞した『女は二度決断する』。「ダイアンなしにこの賞はなかった。この受賞は君のものだ。僕らのものだ」というファティの言葉はダイアンのみならず、会場中の感動を呼んだ。
主人公カティヤを演じたダイアン・クルーガーは、ハリウッド、ヨーロッパとワールドワイドに活躍する実力派女優。初めて母国語であるドイツ語で演じ、見事、第70回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を獲得した。世界がダイアン・クルーガーの演じた悲しみを共有したのだ。カンヌでの受賞後も各国の映画祭でダイアンの力強い演技が絶賛されている。
監督はドイツの名匠ファティ・アキン。ベルリン、カンヌ、ヴェネチア、世界三大国際映画祭すべてで主要賞受賞経験を持つカリスマ監督だ。自身もトルコにルーツを持つ監督ならではの強い想いが本作には込められている。音楽はアメリカン・ロック界の雄クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム。レディー・ガガやイギー・ポップ、フー・ファイターズとのコラボレーションも多く、2017年発売のアルバム「ヴィランズ」はグラミー賞にノミネートされた実力派バンドの中心人物である。ジョシュが書き下ろした楽曲は、エレクトリックと生楽器の音を組み合わせ、主人公カティヤの激しく揺れる気持ちに寄り添う。
本作は、ゴールデングローブ賞で受賞した他、数々の映画賞にノミネートされ、アカデミー賞®外国語映画賞ショートリスト(ドイツ代表)にも選出されている。
2018年5月31日
シネマ・クレール
★★★★
http://www.bitters.co.jp/ketsudan/sp/





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最終更新日  2018年06月09日 10時53分39秒
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