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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:洋画(12~)
「火車 Helpless」 2012年作品。宮部みゆき「火車」が原作の韓国映画作品。宮部みゆき女史がロングインタビューで「映像化No.1」と言っているのを読んで、観た。 「作品に対するアプローチが原作と全然違いますし、映像も素晴らしく美しくて、悲しい。ヒロインも素敵です」と女史は言う。 確かに中居主演の「模倣犯」はひどかった。「理由」も、途中まではよかったんだけど。ただ、「ソロモンの偽証」は頑張っていたと思う。あれより良かったんだろうか。テレビドラマの「火車」も酷かった。 結果としては、悪くはないという感じだった。 「ヒロインが素敵です」もしかしたら、これが1番女史の眼鏡に適ったのかもしれない。如何に原作に忠実に描いても、小説と映画では作法が違う。だとしたら、原作では最後に出てくるヒロインを最初から出して、じっくりとヒロインの演技を観た方がいいだろう。キム・ミニ(映画「お嬢さん」主演)は、幸せな恋人も、惨めな人生も、非情な部分も、全て演じ切った。「ソロモンの偽証」の中学生演技ではやはり女史の満足を取れなかったのかもしれない。映像で見せる映画ならば役者の熱演を見せるのが1番である。そして、韓国映画は、原作にはない「ラスト」を付け足した。確かにこうならざるを得ない部分はあるのだけど、日本人は受け入れることができるかどうか、微妙。 私の行ったことのある堤川が、わりとそのまま出てきて嬉しかった。日本人はほとんど知らないと思いますが、昔ながらの日本式家屋が現役のまま未だ多く残っていて凄いところなんです。 (2012年ヒョン・ヨンジェ監督作品 キム・ミニ、イ・ソンギュン出演) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月25日 23時52分49秒
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