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2020.08.23
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カテゴリ:音楽

音楽のある知的生活【電子書籍】[ 渡部昇一 ]

 本書は渡部昇一とその子渡部玄一が交互に書き交わす形式を取っているエッセイ集である。
​ 親は高名な知的巨人であるが息子が音楽家だとは知らなかった。
 玄一は本書の中でしきりにコンサートに来てほしいと書いていたので、そういう機会があったらぜひ訪れたいものだと思った。
 それはともかく玄一が音楽の道を歩み始めた当初は、
 子供たちの練習はどうしたかというと、その事情を知った学校側が、すぐに夜遅くまで使える練習場を近くに探してくれたのである。
 9時きっかりまでは家で練習し、それから一家でその練習場へ出かけて行く。
 そこで3人の子供はそれぞれの練習をし、私もその隣の部屋で本を読みながら待っている。
 そこは大きな家で、3人の子供が別々の部屋で練習できた。
 そして真夜中の12時までみっちり練習して、家に帰ってくるのである。
 今思うと、この期間は3人とも本当に寸暇を惜しんで練習していた。
 時間的制約や障害があったほうが人間は本気になる動物なのだということを実感した。
というようなものだったらしい。
 エディンバラできちんと契約を交わし借家に落ち着いたはいいが、家主の若い妻がバイオリンの音に過敏でやむなく家の中でバイオリンを弾くことができなくなったのだそうだ。
 それで上記のような顛末になってしまった。
 その後もこの家主とは訴訟沙汰が続いたらしいが、昇一によればほうほうの体で帰国したらしい。
 その玄一のお師匠様は、
 彼は、ぼくがニューヨークにいた頃から、毎日、小皿に山盛りのリウマチやら何やらの薬を生のウイスキーで流し込み、トレードマークのキューバ葉巻を絶やさず、「おれは副作用がくる前に死ぬから平気だ」と理由のわからないことを豪語していた。
というような方だったらしい。
 とにかく厳しいというか自分本位というかついていけない生徒もかなりいたらしいが、高齢にして有名、日本でもコンサートを開いたことがあるらしい。
 昇一の時代と玄一の時代は違うがそれぞれの道をそれぞれが極めたという点で素敵な親子だなと感じ入った。





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最終更新日  2020.08.23 05:00:08
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