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今日、何読んだ?

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2022.04.27
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カテゴリ:外交

強面国家・北朝鮮の化けの皮【電子書籍】[ 薄木秀夫 ]

 さて前日に続き北朝鮮モノを読んだが今回は2009年ころの話のようで金正恩の前の時代だ。
 まこと10年一昔とはよく言ったものでじゃあ今の北朝鮮は一体どうなっているのかという読み手の知的欲求には当然答えていない代物である。
 前半は当時の国際情勢を反映して薄っぺらではあるがそれなりの北朝鮮の立ち位置が書いてあり興味が持てたが後半になるととたんに北朝鮮国民の暮らしなどに話が変わりそれは15年も前の話であるから古色蒼然としており情報としては全く役に立っていないのである。
 それはともかく
 冷静になるトレーニングをひとつ。
 そこで実践したいのは、「地図を逆さに」して眺めること。
 北朝鮮に身を置いて周囲を見回せば、上(南)には韓国軍と在韓米軍が張りつき、さらにその上(南)には日本が控え、そこにも米軍基地が並ぶ。
 北を上にした通常の地図で日本から見れば、朝鮮半島は日本列島にナイフを付きつけるように伸びているが、南を上にした地図による視点では、日本列島は要塞のように半島を包み込んでいる。
 自国の都合だけで隣国を眺めるのではなく、「逆さまの地図」による「逆転の視点」で見ることも、相互理解を深めるうえで大事ではないか、と思う。
​という視点は面白い。
 たしかに北朝鮮から見たら日本は迫りくる要塞ですもんな。
 しかし逆に言えばその要塞に対し北朝鮮がいくらでも仕掛けることができる位置関係だということもわかるわけで著者のように北朝鮮側に立つのではなく日本人として真っ当な意見を吐いてもらいたいものだなと真剣に思った。
 つまり本書ははっきり言って北朝鮮側に立った本なのだということだ。
​ すでに金正恩体制になって久しいと言うのに本書は
 もし今回、三男(次男でも同じことだが)が後継者となると、「抗日の血筋」に「在日の血筋」が絡む。
 母親(高英姫女史。二〇〇四年死亡説)は大阪生まれの在日二世だ。
 一九九〇年代後半にこの母親を「国母」として奉る動きが人民軍にあり、その動きを抑えたのが金正日総書記自身だったといわれている。
 事実なら、金正日総書記はいま、後悔しているかもしれない。
などと語っている。
 こういう記述を見ると本を書くというのは本当に難しいと思う。
 ところで
 大韓航空機爆破事件の女性工作員について、韓国当局が「北朝鮮出身」と確信を持ったのも発音の差だった。
 北朝鮮出身となかなか認めなかった工作員を切り崩す決め手となったのは、「ラジオ」だったという。
 植民地時代の日本語の名残か、北朝鮮は「ラヂオ」と発音する。
 米英語の影響が強い韓国では「レディオ」。
 これで分かった。
などという小ネタは面白い。
 あの金賢姫事件の影にそんな事があったなんてね。
 そういうことがこの先ますます増えてある時間が経ったらもはや統一などということすら誰も言わなくなるんじゃないか。
 全く別の国ということになって…。





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最終更新日  2022.04.27 05:00:07
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