ザ・ペニンシュラ東京の階段の模様が、中華風にも和風にも見えるので、どちらでしょう?と
前のページの最後に質問形で書きましたら、普段からよく着物をお召しになる博識の知人からメールをいただきました。
(彼女は、もう「師匠!」とお呼びしたいくらい、幅広~い知識の持ち主です。)
それによると、
ザ・ペニンシュラ東京の階段の模様は [
和 ] で
「麻の葉」模様 という柄。
鎌倉時代には既に存在していたらしい伝統的な模様で、着物の定番柄。
(着物の柄として探してみると確かにありました→
有松絞りゆかた【本藍染】麻の葉つなぎ)
「麻の葉」を含む
和の伝統模様一覧
日本建築にもたくさんみられます。
(調べると、
ホテルオークラにはこの模様が多用されているようです。今まで、気づかずにぼーっと見ていたかと思うと…。今度チェックしてみますね)
ザ・ペニンシュラ東京の階段
かつては、赤ちゃんが生まれて数日後に着る
産着は麻で作られていて、丁寧に「麻の葉模様」が縫い取られていたそうです。
(時代が下ると、この模様はプリントに。)
成長が早くまっすぐ伸びる麻にあやかり、すくすくと大きく成長するようにという願いがこめられていると思われます。
ほぉぉぉお~っ!
この模様一つにそんな意味があったとは!
現代でも、
日本手ぬぐいの柄などに使われています。
そういわれてみるとこの柄、見たことがありますねー。
「西欧好き」な私ですが、自分の住む国のことも、もっとよく知らないといけませんね。
もしかして「これって日本人の常識よ~」と笑われてしまうかもしれませんが、
“
アフタヌーンティーにでかけて「麻の葉模様」を知る”…こういうお勉強方法もいいかしら、と。
貴重な情報、ありがとうございました
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