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2020.05.28
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カテゴリ:読書論(術)

僕らが毎日やっている最強の読み方新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意【電子書籍】[ 池上彰 ]

 私が勝手に3大知的巨人と言っている、渡部昇一、井上ひさし、立花隆各氏に続く第一候補として佐藤優氏を私は上げているが、更に池上彰氏もいたんだねと、本書を読んで思った。
 ただし、池上氏の場合は知的生活者と言うよりは、まだまだ現役のジャーナリストだろうから、現場性が強い分、上記4氏のカテゴリーから外れるかな、なんて思ったりして…。
 それでも本書は、本読みに取ってたいへん示唆に富んでいた。
 全編が参考になった。
 まず池上(以下敬称略)が佐藤を知的巨人と位置づけて話を進める。
 そして世の中を知るにはまず新聞だと両名ともいう。
 つまり両氏は膨大な書籍の他にこれまた膨大な新聞・雑誌を読んでいるのだ。
 その新聞の読み方について、
池上 先ほど普段読んでいる新聞について伺ったとき、佐藤さんは『朝日新聞』『毎日新聞』
 『産経新聞』『日本経済新聞』『聖教新聞』『ウォール・ストリート・ジャーナル日本
 版』の6紙は電子版だけで読んでいるとおっしゃっていましたね。なぜ紙ではなく電子版な
 んですか? 
佐藤 いろいろ試してみて、電子版のほうが速く読めることがわかったんですよ。ざっと全体
 を見渡すのに、紙の約半分の時間で済みます。
池上 新聞社のニュースサイトと違って、紙面と同じレイアウトだから速く読めるわけです
 か?
佐藤 はい。
  電子版を使えば、1紙5分程度で主要なニュースを押さえられます。いずれも毎朝5時ごろ
 に更新され、最終版と同じ紙面を読むことができます。『朝日新聞』や『毎日新聞』は地
 方版も電子化されているので、それも便利ですね。
​として、特に佐藤は電子で読んでいる旨を話しつつ、電子の情報量は少ないし、また、新聞以外ではチェックがなされていないので、玉石混交の情報なのがネットの情報だとする。
 そのとおりでしょうね。
 次、いわゆる知的生活について、
佐藤 全部を精読しようと思ったら、いくら時間があっても足りませんからね。 
池上 若いころは「せっかく買ったのに、もったいない」と我慢して読んでいましたが、ある
 とき人生の残り時間を考えるようになり、「時間のほうがもったいない」と思うようにな
 りました。
  それで、「じっくり熟読する本」と「速読で済ませる本」を分けるようにしています。 
佐藤 まったく同感です。
  池上さんは、熟読する本と速読で済ませる本の選別は、どうしていますか? 
池上 「本の種類」によって変えています。基本書となる「タネ本」はじっくり読みます。ほ
 とんどがそのジャンルの初期に出版されたものなので読みにくいこともありますが、理解
 できるまで何度も読みます。
  速読で済ませるのは、これまでに読んだ関連本よりも内容が薄かったり、新しい発見が
 あるとは思えない本ですね。
  ただし、どの本も「はじめに」と「おわりに」には必ず目を通します。
  熟読する本なら全体像を俯瞰できてスムーズに読めますし、速読で済ませる本も「はじ
 めに」「おわりに」に目を通しておくことで、のちのちの記憶に大きな差が出てくるの
 で。
​と、現役の知的生活者にしてこれほどの取捨選択を行っているのだ。
 速読、多読、そのための取捨選択、その方向性、これら知的巨人に言えることというのは、知に対する貪欲なのだと思う。
 もはや本をどう読むかとか読書に馴染むにはなどという入門編は遥かに超えて、とにかく、知的に膨張しているのが、知的巨人というものだと本書を読んで強く感じた。





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最終更新日  2020.05.28 06:17:47
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