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2020.10.11
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カテゴリ:小説

白虹【電子書籍】[ 大倉崇裕 ]

 これまた素晴らしく面白い作品で、一気に作者のファンになってしまった。
 何度も同じことを書いて恐縮だが、知的生活に小説が無駄だと言った立花隆の説は、私のようなアマチュアの知的生活者には無駄なことだったようだ。
 そもそも私の読書の入り口はミステリーなので、特に面白いミステリーに出会うと放っておけない質なのだ。
 そういう作家に久しぶりに会えたという感じだ。
 さて本作はいわゆる山岳モノだ。
 山岳モノといえば昭和の時代は太田蘭三や森村誠一がいた。
 一時期私はその二人の小説にのめり込んだものだ。
 大倉崇裕といえば福家警部補モノだ。
 その流れで本作に行き着いた。
 もちろん本作は福家警部補とは全く関係がない作品で、しかも長編だ。
 本作は伏線がそこここに張り巡らされ話が複雑化しているのだが、決してわからなくなるつまり混線するということがない。
 それだけ精緻に話が組み上げられているのだ。
 話の8割くらいまでいろいろな可能性が考えられるように仕組まれている。
 9割5分でああそういうことかと腑に落ちる。
 野球で遊び球のボールというのがあるけれど、つまりツーナッシングのあとの1球ボールだね、あれと同じのが本作にはある。
 この小説の中で多くの人が主人公五木に対しなにも警察をやめる必要がなかったろうにとか本当にいい刑事になったろうにと言っているのだが、私も同感。
 悪いやつを追ってその結果その悪いやつが事故死したとしたら、組織がかばうのが当たり前の話。
 個人がやめるようなことではない。





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最終更新日  2020.10.11 05:00:07
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