701879 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

今日、何読んだ?

今日、何読んだ?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
全て | カテゴリ未分類 | 日記 | ニュース | スポーツ | 内政 | 映画 | 教育 | 自己啓発 | 健康 | ノンフィクション | 読書論(術) | ビジネス | 勉強法 | 仏教 | 生活 | 野球 | 人生論 | 安全 | 外交 | 趣味 | 音楽 | 科学 | | 手帳 | 文章術 | 脳,睡眠 | 歴史 | 小ネタ | 絵画 | ダイエット | 法律 | 小説 | グルメ | 俳句 | 旅行 | 従軍慰安婦 | 歯の健康 | スピリチュアル | 文学 | 報道 | 冤罪 | サイバー | 芸能 | 靖国 | 神道 | 貯金 | キリスト教 | 料理 | エッセイ | 江戸川乱歩 | 横溝正史 | 松本清張 | 今野敏 | 森村誠一 | 中山七里 | 東野圭吾 | 芦辺拓 | 貴志祐介 | 有栖川有栖 | 二宮敦人 | 我孫子武丸 | 道尾秀介 | 法月綸太郎 | 薬丸岳 | 深木章子 | 桜井美奈 | 知念実希人 | 澤村御影 | 中村颯希 | TERU | 飛野猶 | 内藤了 | 下村敦史 | 秋吉理香子 | 村田沙耶香 | 丸山正樹 | 横山秀夫 | 松葉紳一郎 | 真言宗(密教) | 日蓮宗 法華宗 | 仏教総論(概論) | 禅宗 | 浄土教系 | 佐竹一彦 | 般若心経 | 高柳芳夫 | 伴野朗 | 阿井渉介 | 姉小路祐 | 日下圭介 | 山邑圭 | 鳴神響一 | 葉真中顕
2021.02.10
XML
カテゴリ:教育
学校が生きる力を奪う 三池輝久

 本書では今日の少年問題を著者の専門領域から分析して発表している。
 そのうち、
 彼の作文には、「……今回の地震は、自分の心配のことより、ほかの親せきや、身内が大丈夫かどうかと、心配することのほうがこわかったです。
 村山さんが、スイスの人たちがきてもすぐに活動しなかったので、腹が立ちます。
 僕は、家族が全員死んで、避難所に村山さんがおみまいにきたら、たとえ死刑になることがわかっていても、何をしたか、わからないと思います」と書かれていたという。
 被災地での彼の心痛と不安、被災者への同情、村山富市首相(当時)への義憤、どれをとっても私たちに理解できる心情ではないだろうか。
 これほどの思いやりと正義感をもっている彼が、人格の変調をきたさないで殺人が犯せるであろうか。

というのは、凄く特異な文章だ。
​ この文章を読む限り、あの少年Aの弁護に終止し、被害者及び被害者遺族に対する思いやりが微塵も認められらない。
 それじゃあ、極端な話、巨大地震が発生したら、それだけ多くの凶悪な少年犯罪が発生するというのか。
 少年Aを普通の人格だと決めつける著者の真意がつかめない。
 本件は、少年による凶悪犯罪として、日本犯罪史上まれに見る特異な事件だった。
 にもかかわらず、少年Aに同情するという著者の論法では、せっかくの科学的な研究結果も没にされるのがオチではなかろうか。
 土曜・日曜も休みなく続けられるスポーツ部活は、犯罪的ともいえる。
 子どもたちの発育は、小学校から中学校にかけてスピードアップする。
 この時期のハードな部活は、彼らの精神・身体的成長を障害する。
 部活によって、もたらされる子どもたちの慢性疲労状態は、15〜20パーセントにおよぶのである。
 この状態は、一生後遺症で苦しまなければならない可能性をもっている。
 このような勝敗にこだわり、子どもたちの健康を顧みない指導をおこなう部活のコーチは、子どもたちへの虐待の罪に問われかねない。
​などという書きっぷりも特異ですな。
 ですが、少年Aの論法よりはましだと思う。
 上記は少年の側からの話だけれど、上記に関しては、教師の側からギブアップが出ており、土、日の部活はなくなる方向に向かっていると思われる。
 たしかに土、日の部活の問題は、著者の言うように少年の側からの論点が不足していて残念に思う。
 そのほか、少年の脳の問題から様々な問題に突っ込んだ点は、力作でもある。
 したがって、上記の少年Aに関する記述は、返す返すも残念でならない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.02.10 05:00:07
コメント(0) | コメントを書く
[教育] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.