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カテゴリ:歴史
スゴすぎる古代弥生語の衝撃 上・中・下巻 萩原継男
ちょっと体裁が良くなくてこれもまたKindle Unlimitedの特徴となろう。 古代弥生後は一音一義なのだそうだ。 そこから追って行ってたとえば、わだつみ、ということについて、ウィキペディアに掲載してあることは真っ赤なウソだと論陣を張る。 ウィキペディアの出典は高名な学者らしいからその点で著者はすごい度胸と自信の持ち主だとなろう。 私は、わだつみ、に関しては著者の論に賛成だ。 ただし本書が問題なのは、というより著者の論陣が無謀なのは、つまり対論がないことと根拠が載っていないことだろう。 だから一般論には程遠い内容ということになる。 ただ1つの古代日本に関する論の提示としてみれば、本書はとても面白い内容なのである。 ただ体裁を整えてほしかった。 子供の文集でないのだから。 本書で述べられている著者の人生論について という。 この言葉に読み手は救われる。 上記のようであれば自分とは一体何者かなどと悩む必要はなくなるのだ。 ただその根拠がないから人は悩む。 少なくとも煩悩を味わった我々はまた神の世界に帰るというそれだけの話に自分とは何者だと悩む向きには本当に救いの言葉となるのだ。 古代弥生語と言いつつ人生論も上品に表現してくれた。 本当に根拠がしっかりしていればすごい書物になったろうに。 残念だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.29 05:49:27
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