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カテゴリ:読書論(術)
教養が身につく最強の読書【電子書籍】[ 出口治明 ] 様々な読書論を読んできたが、ここまですさまじい読書論を読んだのは初めてだな。 そもそも著者と私はステージが違うと感じた。 あまりにも粗末な読書論を読んだばかりだったので、本書は逆にあまりにも高尚で、とてもとても私ごときで歯が立たない。 結局自分が読んだ本の紹介ですな。 これが実にいやらしい。 立花隆もこんなにいやらしい書き方はしなかった。 逆に読み解くと著者は、自分はこんなに高尚な本を読んでいるのだぞ、できるのだぞということをひけらかしたいのではないのかと悪意に取ってしまう。 そういうつもりで書いたのか、あえてそうしたのかはわからない。 確かに古典から学ぶことは多いだろうが、古典がすべてであるわけがない。 彼は古典論者だものな。 だから次から次へと一字一句古典を読んで、フームなるほどその通りだと思っているわけだ。 その押し売りが私は気に食わないのだ。 確かに自分が読んだ本がこれだけすごいんだぞという書き方はよろしい。 しかし、それに対するる対論がなければ成立しないのではなかろうか。 例えば一神教と多神教の考えについて、著者は、ある一部の本を読んだ結果、多神教から一神教にいかに変化してきたかが分かったなどと書いているのだけれど、はたしてそうか。 そもそも日本における神様と一神教のゴッドでは性質が違う。 これこそ同じ土俵に上げられるものではないのだ。 そういうところの考察もせず、多神教から一神教では、日本の八百万の神々が何だか侮辱されたような気になってしまった。 速読に対する批判もしていたけれど、あーた、本当に必要な書物を一字一句読めるのかってえの。 あと、本書には、何一つミステリーというものがのせられていなかった。 彼にとってそういうのは読書ではないとでも言いたかったのだろうか。 とにかく不快な一冊だった。(1/30記)
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最終更新日
2024.04.28 07:09:19
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