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カテゴリ:高柳芳夫
影を裁く日【電子書籍】[ 高柳芳夫 ] 一級のミステリーというのはこういう作品を言うのでしょうなあ。 ミステリーとしては名作ですよ。 これまで、乱歩、正史、森村、東野の系統を読み研究していたわけで、その後、つまり東野の後継を探したがなかなか見つからず、しかも東野は、紙の本主義者だから、電子本信奉者になってしまった私はミステリーを読むだけ読んでも後継者の発見には至らなかった。 けれども本作は、私が研究している系統とはまた違う練りに練り上げられた上質なミステリーなのだ。 まず初出が昭和55年だ。 私が就職して間もない頃の時代の話なのだが、決して古くはない。 つまりその頃の最新版の機械を羅列したりしていないから、古さを感じることがないのだ。 そして、私が常々書いている、警察組織の問題であるとか、刑事法の問題には触れずに話が進んでいくのだ。 それなのに文学性も漂う。 一つの恋愛論も大きな幹である。 なにより、Who done it?ですな、終盤2択の問が何気なく語られる。 果たして、どっち、というわけだ。 そこに上質な気品あるヒントが何気なく提示される。 読み手はその部分まで戻らなければならない。 ヒントは2つ。高尚な官僚世界の話、サミットの官僚共の打ち上げパーテーに端を発する事件だった。 大平総理がまだ健在、その何ヵ月か後に急死したと思う。 その時代の話だ。 本当にミステリーかくあるべしという作品だった。 本日カテゴライズした。 これからもこの人の作品を読むことになりそうだ。(2/14記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.16 05:00:13
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