テーマ:スイーツ★スイーツ(13053)
カテゴリ:パティシエの講習
「普通の主婦が始めたスイーツ好きのための講習会」
Sweets PleaseのHPには、このように書かれています。 ご自身もお菓子を学び、たいへんお菓子好きで幅広い交友関係をお持ちの、代表の小松崎喜美子さん。 「普通の主婦」の彼女を中心に、自分達が実際に食べてみて“美味しい”と思ったスイーツを作り出すシェフをお招きし、アットホームな雰囲気で講習会をしていただくことで、よりスイーツへの理解を深め、幸せな温かい気持ちになる…その思いを共有したいと願い、この会が発足しました。 20071127 五十嵐シェフ講習 posted by (C)ガレット 第3回目となる今回も、日本が誇るTOPパティシエのお一人で、現在は日本橋のホテル マンダリンオリエンタル東京のペストリーシェフ 五十嵐 宏シェフをお招きし、代々木上原のドーバー洋酒貿易 本社で講習会が行われました。 (セッティングに使われている風呂敷は、マンダリンオリエンタルの扇模様つき。優雅ですね) 20071127 ショコラポンム posted by (C)ガレット ↑ 苦味のあるチョコを使っていて歯ごたえもしっかりあるのに、軽めの食感。 ソテーしフランベし、味が凝縮されたりんごの酸味が印象的 更にその上にはシナモンの香りのソボロがのり、アクセントに。 りんごとチョコレートが互いを引き立てあい、1+1=2以上の味わい深さに。 20071127 ブロンテ posted by (C)ガレット ↑ 素直に全てが柔らかく、なめらかで非常に繊細な舌触り。 かといって、柔らかいのに軽すぎることはなく、思いがけず“まったり”とした後味。 主役であるピスタチオの香りが最も強く迫ってきます。アクセントとなるフランボワーズの少量ながら酸味のきいた存在感、カットした時の鮮やかな色あい、控えめだけれどしっかり感じるジャンドゥーヤノワゼットの味わい…。 この一つで、充分に満足できるお菓子です。 五十嵐シェフは「『とろん』じゃなく『ぺろん』というムース本来の持つ柔らかさ、滑らかさ、質感が重要なテクスチャー*。」と説明されていました。 *texture=構造、手触り、感じ、 名前のブロンテは『嵐が丘』『ジェーン・エア』のブロンテ姉妹からかと思えば全く違い、イタリアのシチリアにある村の名前。ピスタチオの産地だそうです。 ↓ 20071127 ブロンテcut posted by (C)ガレット ↓ディンゴ(オーストラリアの野良犬のこと。ちょっと茶色く模様が入っているところから)の主役はヘーゼルナッツ。 一見、ばりっと硬いクッキーのように思えますが、食べると意外に柔らかくしっとりとした食感。焼きたてなので周りはサックリぱりっとした歯ごたえが残っていてまた美味しい。 間には、ジャンドゥーヤがはさんであります。 非常にナッツが香り高く、ナッツ好きにはたまりませ~ん 20071127 ディンゴ posted by (C)ガレット ↑ なぜか、3品の他に、飴細工のデモをして下さることに。 クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー世界大会 2001年飴細工とアントルメ・ショコラの2部門で2位のワザが、なんと、目の前に~。 みるみるうちに、飴の塊から薔薇とお菓子を入れる器を作り出されました。 うーむ。わずか4日の間に、普段はめったに見られない和泉シェフの飴細工と五十嵐シェフの飴細工とを目にするとは! なんだかすごい体験でした。 五十嵐シェフ posted by (C)ガレット 笑顔、笑顔、笑顔。そして長い講習の間中、ずーーーっとにこやかに話し続けるパワー。 体力のあるシェフ~ 「ふだんあまり講習会をされないとお聞きしていましたが、説明が本当に論理的でわかりやすく、よく理解できました。」と、終了後、シェフにお伝えしましたら、「いつも店で皆に教えていますからねー」とおっしゃる。 なるほど、あえて講習会という形をとらなくても、一緒にお仕事をしている方々には“どういうお菓子を作りたいか”、目指す物によって素材選びも製法も変わるその理論も、「僕達は職人で研究者じゃないから、手に伝わってくる感覚を大切に、最終的には五感を使ったお菓子作りをします」というシェフの姿勢も、しっかりと伝わっていくのでしょうね。 最後に、講習にいらした皆さんに対しては 「今の時代、情報があふれているので、お菓子作りにもきちんとしたスタンスを持っていないと周りのスピードに淘汰されてしまう。 情報は情報としては得るけれども、あれこれ入ってくる情報にふりまわされないように、『自分のスタイル』に重きをおいていきましょう」とまとめられていました。 確かに講習を受けるシェフによっては、作り方も実に様々。 色々なシェフに習うたびにこのやり方がいい、あのやり方がと、混乱しないように、揺るがない自分を持ち、その上で必要な情報を身につけていきたいですね。 お勉強中の身には、なかなか難しいことですが。 マンダリンオリエンタル東京のアフタヌーンティーは大変有名ですが、そちらでも、また、その他ホテル内のいたるところで五十嵐シェフのお菓子をいただくことができるそうです。お伺いするのが楽しみですね~。 さて、誰を誘ってご一緒しましょうか… シェフの講習から学ぶものは、作り方だけではない!と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 《お菓子作りの道具と材料》 (楽天)Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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