あざやかな
オレンジ色のチョコレートに覆われた、とっても目立つアントルメ『
エソール』。
今回いただいた中でも、その色とデザインで、異彩を放っていました。
ちょっとシュールで、ユニークです
サロン・ド・テ・スリジェ 『
エソール』
essor=飛翔、発展、飛躍
これは、春から夏に向けてのアントルメ。
和泉シェフがスリジェを離れる今この時に、“
飛翔”というネーミングのお菓子はぴったりですね。
お味はヘーゼルナッツとビターオレンジの組み合わせ。
最初にさわやか~
なオレンジの香りがして、しっかりと生地の食感を感じます。少ししてから後口に残るのがヘーゼルナッツの香り。
断面は複雑。美しい層になり、ヘーゼルナッツのビスキュイ生地は二枚使われています。
チョコレート用の色素の質が飛躍的にアップしたのでしょうか?
ここ数年、本当にあざやかな色合いで独特の質感のものが登場するようになりましたね。
赤や黄色の、今までに見たことがないような思い切った色を吹き付けた仕上げのケーキは、最先端な雰囲気ですね。
少し前まで、チョコレートケーキがどれもこれも同じ茶色の「ピストレ」仕上げになっていた大流行を思い出します。
私がこの手法に初めて気づいたのは、昨年2008年夏、ベルギーの
ファブリス・コリニョンでオレンジ色のラベンダーのケーキ
『ラバンダン(Lavandin)』を食べた時だったかもしれません。
この時はすごい色に仰天し、怖いもの見たさでおそるおそる食べました
ここでぐっと注目を浴びるのは、今まであまり大切にされてこなかった
ホワイトチョコレート。
「
カカオマスの入っていないホワイトチョコレートは、チョコレートとはいえない」とされることがあり、特にフランスのショコラティエからはチョコレート扱いされないことが多いと、以前何度かご紹介しました。
参考:
和泉シェフのX'masアントルメ
ホワイトチョコレートをオレンジ色に染めた『
美香栞mi-kan(みかん)』
カラフルに染めるには、普通のチョコレートでは色が出せません。
美しい仕上げができるということで、がぜんホワイトチョコレートの白さに人気が集まりましたね。
その白い色のおかげでお菓子の仕上げの可能性がぐんと広まったとは、本当に面白い!
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外は桜の季節ですが…。
花より団子。
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『
主張する生地』 和泉光一・著
次のページ『イリュージョン』に続きます
アントルメ会 もくじ
和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代
フランス菓子 スリジェ
東京都調布市小島町1-35-8
042-487-0675
1F ケーキショップの営業時間
10:00~20:30
地下のティールーム営業時間
ティールーム復活!
12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店
定休日 水曜
京王線調布駅下車徒歩2分
地図
※調布駅の反対側の
フランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありません
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