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テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:教育基本法
昨日は『お話シネマ』の日でした。クリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』は課題作品でして、いろいろと熱のこもった話になって、次の課題の『カポーティ』までは何とか行ったのですが、『トンマッコルへようこそ』は時間切れになってしまいました。
このときふとある方が言ったのです。 『(『父親たちのー』にあるように)アメリカは本当に英雄が好きよね。だからプロパガンダツアーも成立したのかもしれない。日本では、無理なのではないかしら。』 確かにアメリカの英雄好きは日本以上だと思う。でも私は日本でもありうる話だと思った。私は言う。 『いや、日本でもつい最近、英雄に祭り上げられて、勝ち組負け組みキャンペーンに使われて、用が済んだら捨てられた男がいたじゃないですか。』そう、確か選挙にまで出たっけ。時の幹事長は『この人は私の息子です』とまで言ったけ。勝ち組がなぜ悪い?下流に落ちたのはまるで個人の責任であるかのようなキャンペーン。新自由主義の構造を覆い隠すことに一役買ったではないか。 中学生のとき敗戦を迎えた男性の方は、やはりあのような英雄キャンペーンは日本でも起こり得ると言います。 『木口小平は死んでもラッパを離しませんでした、というのを僕らは本気で軍神だと思っていたんだよ。今から考えると馬鹿みたいだけどね。死んだら死後硬直が起きるっちゅうの。でもみんなが英雄だと思うと、そう思っちゃうんだよ。』 つくづく教育というのは大切だ。 教育の目的とはこのような『だまし』を見抜く力を持つことなのではないか。『自分で考える力』 「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」、並びに「都教委包囲首都圏ネットワーク」の渡部さんのMLによると、昨日の「11・12全国集会」は全国連絡会では最大規模で、8000人の参加で大成功したそうです。 「この間の「君が代処分」「いじめ」「未履修」「やらせ」等すべては教基法改悪先取りの行き着く先でした。先取りの破綻でした。破綻は、すでにいろいろなところで、明らかになりつつあるのです。」とのことです。私もそう思います。 前のところで、「15日が山だ」と書きました。もう一歩、沖縄知事選まで持ちこたえよう、といいたい。二階俊博国会対策委員長は「16日採択がぎりぎりだ」という判断をもっいるらしいし、自民党が執念を見せれば、12月15日の国会期日の延長を謀る事も考えられるからである。沖縄知事選に勝てば、息も根をとめられると思う。何か出来ることはないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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英雄好きなのは、そうでないと現実社会を生きていけない環境に置かれている裏返しかもしれませんね。かっての日本がそうであったように。そういう意味で捕らえると、この映画も悪くないです。わたしたちがそういう英雄崇拝の時代に陥らないためにも。
(2006年11月14日 12時53分28秒)
日本人は「みんなと同じ」が好きですよね。これが「英雄好き」と同じように良い方にも悪い方にもころがります。
(2006年11月14日 20時50分32秒)
ゲゲゲのイチローさん
>英雄好きなのは、そうでないと現実社会を生きていけない環境に置かれている裏返しかもしれませんね。かっての日本がそうであったように。そういう意味で捕らえると、この映画も悪くないです。わたしたちがそういう英雄崇拝の時代に陥らないためにも。 ----- おそらく韓国も英雄好きだと思います。銅像の大きさがそのことを示しています。戦争が身近にあるかどうかも関係しているのかもしれません。日本はそうなりたくないと思います。 (2006年11月15日 00時33分58秒)
ももたろうサブライさん
> 日本人は「みんなと同じ」が好きですよね。これが「英雄好き」と同じように良い方にも悪い方にもころがります。 ----- 前のエントリーで在日さんがこう言いました。 「聖徳太子も「和を持って貴しとす」と言ったようですが、その後に「逆らうこと無きを宗とせよ」と脅すことも忘れていません。」 非常に示唆的だと思いました。 柳田国男は民俗学を究めてみて、結局分かったのは『日本人は事大的だ』といっていました。事大主義‥‥‥長いものには巻かれろ、おそらくそのように一言でかたずけてはいけないのでしょうが、私たちにかけられた課題のような気がします。 (2006年11月15日 00時38分44秒) |
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