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2020.07.08
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カテゴリ:歴史
古代日本国成立の物語 小嶋浩毅

 私が知的生活において重要だと考えていることは、まず対論が何かということだ。
 一方的な魔女裁判を知的生活者は決してしてはならない。
 対論を知るということは、多読が必要になる。
 そのために、速読も必要になる。
 これが知的生活者の道である。
 さて現在の私のマイブームは、ひとつは日本古代史、もうひとつは糖質制限論だ。
 そのうちの日本古代史は、宮内庁の規制により天皇陵の研究が進んでいないことから百花繚乱の感がある。
 まさに言いたい放題だ。
 それでも数少ない資料や証拠をもとに古代史研究家は賢明に持論を展開してくれている。
 そしてエビデンス。
 今日のDNA研究の進展により、日本人と類似の遺伝子を持った地域、人種が明らかになってきた。
 その結果、中国や朝鮮が日本人の祖であるとの短絡的な日本人論はもはや灰燼に帰したと言っても言い過ぎではない。
 しかし、また逆に言えば、彼らつまり中国・朝鮮の人たちも我が国に入ってきたことも事実だ。
 たとえば、​
 一方で大陸沿岸部から東シナ海に漕ぎ出した集団は、対馬海流に乗って日本海に流れて行ったり南西諸島から九州中南部へ流れ着いたり、また、黒潮に乗って日本列島の太平洋沿岸部へ漂着したり、西日本の各地にたどり着いたことだろう。
 中にはどこにもたどり着かずに海の藻屑となった集団が多数存在したことも容易に想像できる。
​のだ。
 このうち、中国の史書や稲の渡来、中国の戦国時代と日本の倭国特に卑弥呼の時代などから、日本に中国国内の戦争で敗れた呉の人々が流れてきたことが指摘されている。
 それは、
 熊襲の曽於の地と考えられる鹿児島県霧島市隼人町内に元官幣大で大隅国一之宮の鹿児島神宮がある。
 主祭神は海幸・山幸の弟の方であり神武天皇の祖父にあたる山幸彦の天津日高彦穂々出見尊(あまつひたかひこほほでみのみこと)であるが、相殿神として句呉の祖である太伯を祀る。
 句呉は後に国名を呉と改めるが、現在の中国蘇州周辺を支配した春秋時代の国の一つであり鹿児島神宮はこの句呉を建国した太伯を祀る国内で唯一の神社である。
というように現に神社として存在することからも明らかだ。
 多読の結果私の脳内では、この鹿児島の地の呉の末裔が後に北九州の倭国を討ち、さらに畿内に入ったのではないか、というイメージが湧き出した。
 古代史において、皇統と卑弥呼は決して外してはならない項目なのだが、この二つが交わる資料がほぼほぼ無いのが現状だ。
 いわば皇統と卑弥呼は古代日本史のミッシングリングだ。





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最終更新日  2020.07.08 05:00:07
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