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今日、何読んだ?

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2020.08.15
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カテゴリ:読書論(術)

読書の腕前【電子書籍】[ 岡崎武志 ]

 さて著者は書評家である。
 書評家であるということは知的生活者ということになる。
 何気なく読み始めたこの本、私は正直言って感動してしまった。
 なぜならこの人は私より生年が一年後つまり同年代なので共感が持てたのだ。
 だんだんに本書を読み進んでいくと私も啓蒙された狐狸庵先生であるとかどくとるマンボウとかが出てきて、著者も同じように啓蒙されそしてこの道に進んだのだ。
 さらに青春18きっぷの使い方であるとかBOOKOFFの使い方がまた私と同じようなことをしているのであった。
 これで感動しないほうがおかしい。
 本書は私の座右の本になるだろう。
 さて書評家であるが、
 書評を書いていて難しいと思うのは、まずはなんといっても字数の問題だ。
 いちばん多いのは四百字詰め原稿用紙で約二枚という分量。
 朝日新聞の「ベストセラー快読」を筆頭に、新聞社から頼まれるのは、圧倒的にこのタイプ。
 少し増えて二枚半が「サンデー毎日」の文庫コラム、二枚半から三枚が「インビテーション」(ぴあ)など。
 たった二百字の違いだと思われるかもしれないが、これが書くほうからすれば大違い。
 八百字では、その本が著者にとってどういう本であるかの位置づけ、あらすじ、読みどころ、ポイントとなる個所の引用、締め(着地)を並べるだけで精一杯。
 たいてい少し長めに書いて、最後はそれを力技で圧縮することになる。
 それが、たった二、三百字プラスされるだけで事情が変わる。
 「じつは、先日古い友人から電話がかかってきて……」なんて余計なおしゃべりが挟み込めるのだ。
 少し遊ぶ余裕ができる。
​なのだそうだ。
 大変な努力をしているということだ。
 まあそれにしても世の中には多彩な知的生活者がいるものだなと数々の読書論(術)を読んで思う。
 著者の場合、
 その乱暴に引かれた線を見て、おおげさでなく、刀で斬り付けられたような痛みが走った。
 私はべそをかいていたはずだ。
 このときの無残な気持ち、屈辱は、死ぬまで忘れない。
 忘れようもない、生まれてはじめての大きな傷をこのとき負ったのだ。
 H先生はとっくに忘れているだろう。
 いまとなってみると懐かしい思い出、なんてとても言えない。
 私は彼をこの先も絶対に許さない。
​などというトラウマも抱えているようだ。
 これは小学生時代ほとんど得意なものがなかった彼が文章を読んだ際の話。
 読み終えたところに線を引いてそれでおしまいという課題だったのだが、それを出題した先生の著者がそんなに早く読めるはずがないという思い込みから文章のような事態に陥ったというものだ。
 今なら体罰だなんて大騒ぎなんだろうが、実はこんな先生は私達が小学生・中学生の時代にはたしかにいたのだ。
 だから上記のようにもう忘れているだろうと言うレベルなのだ。
 しかしやられた生徒にとってはトラウマになっているという話だ。
 青春18きっぷで行けるところまで行って帰るその間ひたすら読書をする。
 私の場合妻と酒も一緒でないとダメだな。
 BOOKOFFの100円文庫、ここは掘り出し物が多い。
 そのとおりだ。
 そのうえ私はKindleUnlimitedと言う金鉱も掘り当ててしまった。
 とにかく知的生活者はひたすら本を読み続けるのだ。





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最終更新日  2020.08.15 06:05:08
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