全て
| カテゴリ未分類
| 日記
| ニュース
| スポーツ
| 内政
| 映画
| 教育
| 自己啓発
| 健康
| ノンフィクション
| 読書論(術)
| ビジネス
| 勉強法
| 仏教
| 生活
| 野球
| 人生論
| 安全
| 外交
| 趣味
| 音楽
| 科学
| 家
| 手帳
| 文章術
| 脳,睡眠
| 歴史
| 小ネタ
| 絵画
| ダイエット
| 法律
| 小説
| グルメ
| 俳句
| 旅行
| 従軍慰安婦
| 歯の健康
| スピリチュアル
| 文学
| 報道
| 冤罪
| サイバー
| 芸能
| 靖国
| 神道
| 貯金
| キリスト教
| 料理
| エッセイ
| 江戸川乱歩
| 横溝正史
| 松本清張
| 今野敏
| 森村誠一
| 中山七里
| 東野圭吾
| 芦辺拓
| 貴志祐介
| 有栖川有栖
| 二宮敦人
| 我孫子武丸
| 道尾秀介
| 法月綸太郎
| 薬丸岳
| 深木章子
| 桜井美奈
| 知念実希人
| 澤村御影
| 中村颯希
| TERU
| 飛野猶
| 内藤了
| 下村敦史
| 秋吉理香子
| 村田沙耶香
| 丸山正樹
| 横山秀夫
| 松葉紳一郎
| 真言宗(密教)
| 日蓮宗 法華宗
| 仏教総論(概論)
| 禅宗
| 浄土教系
| 佐竹一彦
| 般若心経
| 高柳芳夫
| 伴野朗
| 阿井渉介
| 姉小路祐
| 日下圭介
| 山邑圭
| 鳴神響一
| 葉真中顕
| 近藤史恵
| 翔田寛
カテゴリ:文学
桃太郎はニートだった! 日本昔話は人生の大ヒント【電子書籍】[ 石井正己 ] しかしそれにしても昔話に関しては自分自身なんといい加減に覚えていたことだろう。 やれ桃太郎だ、一寸法師だ、鶴女房だetc、それはその題名はわかるしおぼろげに話は覚えていてもその詳細は全く覚えていないのだった。 たとえば一寸法師なんて人をたぶらかして姫君を自分のものにしてしまうのだし、桃太郎は桃太郎で、 一般に桃太郎は桃から生まれたとされていますが、じつは桃太郎には、桃から生まれなかった桃太郎もいます。などという話になるし婆つながりでかちかち山は 江戸時代の「かちかち山」での、もっとも一般的な殺害方法は、狸が手杵でお婆さんを打ち殺すというものです。という話になる。 この後この婆はなんと婆汁にされてしまうのだ。 つまり昔話というのは子供が楽しむようなものではない残酷なグロ話なのだ。 基本的にこれらの昔話は人間界と異界が並びたちあるいは人間と動物も同じ次元で生活するものだから人間と狐が結婚し生まれたのが安倍晴明などという話もあるくらいではっきり言ってエログロ以外の何物でもない。 ある意味江戸川乱歩の原点はこれら日本昔ばなしにあるのではなかろうかとも思える著者の解説である。 まあそれにしてもなぜ桃太郎がニートなのかといえば生まれてから鬼ヶ島に行くまでは何もしないで家でのほほんと暮らしていたからだそうだ。 この桃太郎話は本書の序盤の話でその後次から次へと昔話の真相が著者により語られるのだが、これもまた講談社α新書のあるある話、講談社α新書は題名を見て読んではいけないというのがここまでの感想だ。 たしかに昔話の真相に迫るのはよかろうが真相を隠してこどものために語られるようになった昔話もまたもまた正当性があるのではなかろうか。 真相から派生した御伽話が子供のために語られるのはそれもまたいいことではないのか。 本書を読めば昔話の真相は悪意そのものだと思わざるを得ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.28 05:00:07
コメント(0) | コメントを書く
[文学] カテゴリの最新記事
|