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カテゴリ:オペラの会'07
チョコレートとコーヒーのバランスが魅力のクラシックなフランス菓子『オペラ』といえば長方形が定番ですが、これもオペラと呼んでいいの?という斬新な形のものが登場しました。
オペラの会<2>のページにパリ・オペラ座の写真を載せましたが、この建物をイメージして作られたお菓子という歴史を考えると、長方形であってほしい…かと。 でも、「パリ・オペラ座の上の丸いドームをイメージしました」とか「オペラグラスの丸いイメージですよ」とか、何か別の意図でお作りになっていらっしゃるのかもしれません。 何故「丸」なのか、シェフにお伺いしてみたいところです。 パティスリー・マリアージュの『オペラ』 真横から見ると ブログ友達のカシュカシュさんにご指摘いただきました。「オーストラリアのオペラハウス」…このイメージかもしれませんね! サントノーレ口金で絞った3つのクレーム・オー・ブール・カフェが、月と星の模様をつけて丸く抜いたチョコレートのプラケットを支えている繊細なデザイン。 土台は、なんとダコワーズ生地! マトファ 口金サントノーレ さて、いただいてみましょう。印象的なのはコーヒーか、ガナッシュか、お酒か、ナッツか、ふわっとしているのか、ガツンと強い味なのか。 今まで試食してきた様々なオペラが頭をよぎります。 いざ、一口。大胆に崩して全体を口にします。 ガリッ!ガリガリガリッ、ボリボリガリッ… …そうきましたか。。。 まずなんといっても口の中で、ローストカカオニブ(砕いたカカオ豆)のガリボリ感がはじけます。 結構粒が大きく量もあるので、ひとしきりおさまるまで、ひたすらガリガリと。…ふぅ。 純粋にお味の感想は、というと美味しかったです。 オペラという名前がついていなければ、もっと素直に楽しめたかも…。 ふりかえって自分のメモを読み返すと、「ガリガリガリッ」としか書いていないので、その時の私の思考は、そこで停止してしまったようです。 これをお作りになっているのは、茗荷谷のパティスリー・マリアージュと東池袋のアトリエ・ドゥ・テテでお店とお菓子教室をされている高崎 亨シェフ。 高崎シェフは、実店舗もネットお取り寄せでも時々使わせていただいている合羽橋の馬嶋屋菓子道具店と、共同で新しいお菓子の型を開発されたりもしています。 【オリジナル】トリエドール型 お菓子の人気ポータルサイト「ニナのケーキワールド」によれば、2007年2月10日(土)夜11:30~0:00にTBSテレビ「チューボーですよ!」の『フォンダンショコラ』の回に“街の巨匠”として出演予定とのこと。 個性的なケーキを作られる方のようですので、番組が楽しみですね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 個性的なオペラをもう一点。 “オペラの元祖” ダロワイヨのパリ店と銀座本店の限定品の、フランボワーズを使ったオペラです。 ダロワイヨの『オペラ』と『オペラ・ロック』 右の『オペラ・ロック』は、なんという華やかな美しさ。 甘酸っぱくて、なんとも複雑な味です。 最後に口の中に残るのは、アーモンドの香り。 こちらにはコーヒーは使われていないようです。 左のクラシックな『オペラ』は、クレーム・オー・ブール・カフェが軽く口どけがよく、チョコレートとの組みあわせの相性のよさを感じ、最後に強く残るのはやはりアーモンドの香り。 これぞ定番!という安心できるお味です。 背を低く抑え、圧倒的な上質の貫録。 この二つを見ると、基本のオペラがあり、そのバリエーションを楽しむというスタンスを感じます。 あくまでもベースにあるのは“元祖”ダロワイヨのオペラなのだと伝わってきます。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 幸せのケーキ共和国 平岩さん主催のオペラの会のまとめはこれで終了です☆ 最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。 この会の嬉しい点は、もう一つ。平岩さんのご好意で、バルセロナ、リヨン、パリに視察に行かれた時と、先日のパリのサロン・ド・ショコラに行かれた時のお土産にチョコレートがどっさり♪ 生姜のコンポートやジントニック、パッション、パイナップル、唐辛子、ベリー類などが中に入った珍しいタブレットなど@@@ 平岩さん、ごちそうさまで~す☆ ベルナシオン、プラリュ、ジェラール・ミュロ、ラ・メゾン・デュ・ショコラ、シュクレ・カカオ他いろいろ♪ 「オペラ」を食べたくなりました!と思う方は ↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 【オペラ食べ比べ会】 目次へ ガレットのお菓子日記 (楽天)Homeへ 《お菓子教室発~美味しいお便り ガレットのお菓子日記2》 (FC2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オペラの会'07] カテゴリの最新記事
本当に、色々と個性豊かなオペラ達でしたね。これからも、お店でオペラを見つけたら、注目してしまいそうです。
街の巨匠、他の方はどなたかしら?気になります! 高崎シェフは、ラ・シュエットの近藤冬子先生とも、よく、ご一緒に講習会をなさっていたんですよね。最近は、サンシャインへのマリアージュのご出店前後、お忙しくて、しばらくお休みされているようですが…。 マリアージュは、テラス席もあって、桜の時期には、文京区の花見名所、播磨坂の絶景ロケーションが楽しめます。近くに、和菓子の名店、一幸庵もありますよ。 (2007.02.08 15:41:01)
いつも素敵な企画をありがとうございます。
改めてこうやって見てみると、本当に個性的なオペラを選んでいただいて、隅から隅まで余す所なく堪能させていただいた気がします♪すごかったです…。 高崎シェフにはお目にかかったことがなく、とてもユニークなお菓子を作られていらっしゃるご様子、とても気になります。 近藤先生とはベルギーつながりでしょうか?ベルギーのチョコレートは、非常にハイレベルなので要チェック!ですね。 桜の季節にマリアージュのテラス席ですね☆いつもお役立ち情報をありがとうございます! (2007.02.08 16:52:41)
ガリガリ・・のオペラ。私にはオーストラリアのオペラハウスに見える。
それぞれのオペラでしたね。 一度にいろんなシェフのがみられてうれしかったです。 (2007.02.08 21:00:59)
あ~!本当ですね!カシュカシュさん、すごい所に気がつかれましたね。きっとそうです、そうです。オーストラリアのオペラハウスは、独特の形ですものね。サントノーレの口金で絞り出したような、まさにこの形です~!それで納得しました。
オペラの会の記事がようやく終了~。長かったです★ (2007.02.08 23:09:49)
高崎シェフのオペラのデザイン由来が気になって、今日、パティスリーマリアージュに寄ってみました。シェフはお留守で、スーシェフの方かな?はいらしたのですが、私が入店した直後から、急に人がたくさんいらして、混雑してしまったので、今日は遠慮して、またの機会に伺うことにしました。
今晩、『チューボーですよ!』でフォンダンショコラがテーマで、街の巨匠のお一人として登場されます。 66%カカオ分のチョコレート(ということは何でしょうね。ピュアカライブかな?)で、粉を使わず焼き上げたフォンダンショコラは、ほのかに温かく、とろっととける、メダル形でした。店内撮影禁止なので、残念ながら写真はありませんが、テイクアウトした、タルト・プリュノー・ペカンと、タルト・タタンはこれからいただきます。 これは、定番商品なはずですが、ハート形のマカロンが、かわいいんですよ~。 (2007.02.10 16:53:35)
さっそくいらしていただいて恐縮です!
一般人ですと、なかなかシェフに直接お聞きすることは難しいので(お忙しくしていらっしゃるところを邪魔してもいけませんし)、「ひらりさん頼み」です。 パティスリーマリアージュにも近々行ってみたいです。他にどんな斬新なデザインがあるのか、どんなお味の組み立てなのか、楽しみです☆ 『チューボーですよ!』録画セットしました。早く見たいですね~! タルト・プリュノー・ペカン…プルーンとピーカンナッツのタルト♪タルト・タタンも! ひらりさん、毎日いくつのケーキを食べていらっしゃるのですか @@/ (2007.02.10 19:23:34)
通りすがりの者です。
たまたまオペラを食べたくなって、入ったお店のオペラがあまりに美味しくなくて、ネットで美味しいオペラが探せたらなぁ…と思っていた時にこのページがヒットしました。 そうそうオーボンビュータンのは美味しいですよね。それに近いものを探しているのですが未だに見つからず. そういえば15年前に友人とオペラの食べ歩きをしたなあなんて思い出してしまいました。 その時もビュータンが突出して美味しかったですよ。 貴重なオペラの情報ありがとうございます。 (2012.05.08 19:45:59)
はじめまして。
コメントありがとうございました! このページを書いてからもう5年もたってしまいましたが、お読みいただけて嬉しいです。 同じ名前のケーキでも、本当にお店によって面白いほど違ったものが出てくることがありますよね。 食べ比べて自分好みのものが見つかった時の幸福感♪ オーボンヴュータンは、お菓子もお店の雰囲気も大好きです。 (2012.05.09 16:59:54) |
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