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2020.10.26
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カテゴリ:仏教
科学技術時代と浄土の教え 下 大峯顯

 本書上下巻とも難解だ。
 次の思想については理解不能だ。​
 これは壮大な生命の思想です。
 最後のひとりが仏になるまで、生命の往還運動は止まらないと言っているのです。
 そういう運動に参加している人生だと思ったら、伸びやかな気持ちになって世界が変わりますね。
 あと○年しか生きられないかもしれないというのは、たとえて言えば、貯金の残りを数えているようなものです。
 私はあと五年だ、私は六年ぐらいだなどという人生は、生きているのか死んでいるのかわかりません。
 たとえこの世の命が終わっても、私はお浄土に生まれさせてもらって、まだ迷っている人を救うための仏さまのお手伝いをする。
 人生とは本当はそういうところなのです。
 無限大の半径を持った、大きな円環の一部です。
 百年の人生というのは、無限の円環の一部にすぎないのです。
 上記の理屈がどこから出てくるのだろう。
 上巻に清沢満之の話があり、それによれば清沢満之は朝に夕なに就寝前に大安心を得ているという。
 それは彼が念仏者だからだ。
 念仏は仏の喚び声。
 だから大安心に至る。
 それが上記ではこの世の命が終わってから浄土に生まれさせてもらうということになっている。
 そこがどうもおかしい。
 そこはすでに浄土に生まれさせてもらっている私が大安心を得て仏と一緒に人々を救うということでなければならないのでは。
 次、南無阿弥陀仏の名号について。​
 南無阿弥陀仏の名号そのものに阿弥陀さまがいらっしゃるのです。
 その裏をさがしても何もありません。
 信心は、法性法身の阿弥陀さまのことを深刻ぶって考えることではなく、阿弥陀さまの名前を喚ぶというところにあるのです。
 名を喚ぶ以外に、阿弥陀さまとお遇いする道はありません。
 名を喚ばずに尊敬していてもだめです。
 私が今まで理解した真宗は喚ぶのは仏の方からであった。
 しかるに本書では名を喚ばずに尊敬していてはだめだと喚ぶ主体が私になっている。
 先の抜書にしろこの抜書にしろこれでは浄土宗の考えではないのか。
 前巻で清沢満之の言を引用しておりながら著者はどうも真宗の肝を曲解しているように思えてならない。
 そこに大きな違和感があり私が難解と感じたわけがある。





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最終更新日  2020.10.26 05:00:07
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