孫(女子)の入学式に行って来ました。
残念ですが、そのシルシのみとさせて戴きます。
1年生の子供達。
可愛いですね。
この子達が、
元気で すくすく育つ学校であって欲しいと思いました。
さて、昨日の続きです。
子どもが出来る出来ないは、大人の責任だあるという方向で
意見がまとまりそうなので、ほっとしています。
その事が、決まりましたら、次に進めます。
それは、それでは、何を教えたらよいかという事です。
出来る・出来ないは、
「何が出来る・出来ないか」ですからね。
このことは、非常に重大なのですね。
あまりに難しい事は、子どもが受け付けません。
これは、おなかを壊したり・吐いたりする状況ですね。
これの見究めは、専門である教育職の方の声を大切にして欲しいですね。
例えば漢字教育。
次の例は、あまりにも無茶ですね。
引用してみます。
・・・・・・・・・・・・・
昨日は、言う事を聞かない子どもを
どう指導するかについて書きました。
このような子がいた場合でも、それは、教育の場ですから、
「しょうがない」では、済まされませんね。
それでよいのなら、教育が泣きますよね。
今回は、教師は教え、子供は学ぶことを結びつける教育内容について触れてみます。
この教育内容、難しすぎても優しすぎても、
本当の教育は成り立たないのですね。
僕等の研究会で、参考にしていますヴィゴツキーという学者は、
「最近接領域」
と言う論を提案しています。
それは、学ぶ内容は、その子どもにとって、今までの学習より、
一回り、難しいものを用意するのがいいということです。
このことは、日本の教育では、
経験的にやられてきたことですよね。
ピアノ、水泳、算数、理科、・・・、・・・、・・・。
でも、それを、最近、大切にしない事を起しています。
ですから、それが、子ども・教師・親の間で、悩みになっているのです。
その一つ。
漢字教育です。
例えば「仁」と言う漢字。
これは、4画で、書くのは、すぐ書けます。
ところが、意味。
これが、子どもにとっては、難しいのです。
子どもにとっては、意味が理解しにくいのです。
意味が分からないものは、忘れやすくなります。
ですから、翌日の書き取りテストで、できても、
1ヵ月後には、書けないということになり勝ちなのです。
このようなことから、子どもに教材(教育内容)を与える場合、最近接領域の論は、
どうしても,取り入れなくてはならないのですね。
取り入れないで、難しい事をやるのは、消化不良を起こして、
下痢を起こさせるようなものですね。
ところが、そのようなことが、最近、行われています。
その事を、このブログ、05・10・26に書きました。
一部を引用して見ます。
・・・・・・・・・・・・・・
ところで、文化庁では、小学生が、「1945字の常用漢字を読めるように」と出した答申には、次の漢字が入っています。
この常用漢字には、59年度中学校国語教科書から排除された漢字80字が、
入っています。
「中学生にも、難しすぎる」といって、
排除された漢字ですよ。
それは、教科書を作る人達から
「難しすぎる」
と言われた漢字ですよ。
その漢字の一部を、ご紹介、致します。
・・・・・・・・・・
・廬
・謁
・帥
・帥
・嚇
・朕
・逓
・畝
・銑
・逓
・璽
・嗣
・屯
・候
・拷
・錘
・款
・畔
・猶
・窯
・桟
・嫡
・陪
・寡
・劾
・繭
・宰
・硝
・漸
・・
・・
・・
・・
・・
・・)
などです。
はたして、文化審議会の委員は、
1,945字の中の1字1字がどんな漢字か
調べてみたのでしょうか。
委員さんは、この漢字、全部、読めますか?
ある有名な言語学者が、
「難しい漢字は、辞書で調べながら書いている。」
と、テレビで話していとことがありますが・・・・・・。
僕も、そうしています。
これらの漢字の読みが小学生に必要かどうか検討をしたのでしょうか。
(この委員の中には、音読で有名になった(今は、どうかな?)
S・T教授も入っているんですよ。)
さて、これらの漢字をどう教えるのかですが、
「こう読みます」・「このような意味があります」
とお話をして済むのですか。
それでは、教えたことになりませんね。
だから、これでは、教育者の役割は、果たせませんね。
それだけでは、子どもは、理解できないからですね。
使い方はどう教えるのでか。
この段階になると、もう、僕にも手のつけようがありません。
・・・・・・・・・・・
以上のように、
子どもが分かるようになる、できるようになる、
それには、教える内容も吟味する必要があるのですね。
ですから、教育は、子どもの責任では無く、大人の問題ですね。
・・・・・・・・・・・
ところがですよ。
次の例の指導は、難しいと言われていました。
僕は、これを中学生に教えて、へとへとになりました。
それでも、子供達は、完璧には、分かってくれませんでした。
ところが、それを、仲本さんは、楽しく分からせる方法を考え出しました。
このことは指導法によって、
面白く、(サンマの開きを作り・食べながら、溶液の濃さの勉強をしていますね。)
分からせる事が出来る例ですね。
これは、昭和24年の静岡大学の入試に出たのですよ。
http://plaza.rakuten.co.jp/nakamoto1236/diary/200509050000/
『サンマの干物をつくる食塩水は、5%、6%、7%のうち、どれがうまいか? 』
以上のようなわけで、
子どもが出来る出来ないは、
何を教えるかと、指導法が決め手になるのですね。
続きます。
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